中国のMobike(摩拜单车)は、台湾で言うところのYouBike(微笑単車)だ。
台湾のYouBikeはステーションで借りて最寄りのステーションに返さないといけないが、Mobikeは近くにあればどこででも借りられて、ほぼどこででも乗り捨てられる。
準備すること
3月に上海に行ったとき、地下鉄の駅から目的地へ行くのに、歩くよりこの自転車を借りられたら便利だなと思って、ホテルに帰ってから登録をした。
登録は、スマホにアプリをダウンロードして行う。
- 認証のため、中国の携帯番号が必要。
- 外国人はパスポートの写真とパスポートを持った本人写真をアップロード
デポジットを払えばすぐ使えると思っていたのだが、パスポート写真と本人写真をアップロードするのでチェックに人手を介するようで、承認されるのに1日かかった。
結局、翌日午後までに承認されず、レンタルすることはできずに帰国。
このため、デポジットだけ払った状態で2ヶ月放置状態だったのだが、ようやく利用する機会がやってきた。
車両は2タイプあるようで、Mobikeが1元/30分、Mobike Lightは0.5元/30分。
安いので、近くにあればどっちでもいい。
利用するためには、チャージしておかないといけないので、支付宝を使って最低の10元をチャージしておいた。
早速、トラブル発生
2ヶ月も放置していたせいもあり、いざ利用しようとして2点トラブった。
まず、ステータスが完了していたはずが、proceed(進行中)になっていた。
ログインしたままずっと放置していたためらしく、ログアウトして電話番号でもう一度認証したら完了に変わった。
次に自転車に乗るとき、スマホ画面のUnlockを押してカメラを起動し、自転車についている二维码を読み取らないといけないのだが、Unlockを押してもカメラが起動しない。
どうやら誤ってスマホの設定で、カメラ起動を不許可にしてしまったらしい。
どこから設定するかわからないので、アンインストールしてもう一度インストールし直したら起動するようになった。
いざ、初試乗
アプリを立ち上げて、近くにあるMobikeを探す。
Mobikeは赤丸の自転車マーク、Mobike Lightは白丸だ。
他の人が予約した自転車は盾のようなマークになっていて予約できない。
自転車マークをクリックして15分予約状態にすることができる。
近くまで行って自転車が見つからなかったら、スマホ画面のRingを押すと自転車が鳴って位置を教えてくれる(便利すぎる!)。
予約できるのは1日5回まで。
私は上に書いたトラブルで、当初Unlockできない理由がわからず、予約とキャンセルを繰り返してしまったので上限に達して予約できなくなった (´ω`)
予約の上限に達しても、直接レンタルすることはできる。
Mobikeを見つけたら、スマホ画面のUnlockを押してカメラを起動し、自転車の後部に貼られている二维码を読み取ればいい。
他の人に予約されていなければ、カチャンと音がしてロックが自然に外れてレンタル開開始だ。
自転車を返す時は、一番上の写真のような歩道上の白枠で囲まれた駐輪エリアに止めて、手でロックすればOK。
Mobikeアプリが立ち上がるので、駐輪した写真で撮って送信する。
撮らなくてもいいのかもしれないけど、私はちゃんと駐輪エリアに停めたよっていう証拠として送っておいた。
解約処理
2回乗ったが、どちらも Mobikeだったうようで、残り8元になった
My Walletを押して、下の画面のRefund depositを押せば解約手続きができる。
まだ使う予定なので、この先には進んでいない。
My Tripsを押すと乗った経路がわかる。
朱家角からバスで帰ってきて、人民公園南から豫園の地下鉄まで乗った経路が記録されている。
乗ってみた感想
超便利!これは台湾のYouBike以上に便利。
近くにあればどこでも借りられて、どこでも乗り捨てられるのはとても手軽だ。
地下鉄駅やバス停から目的地まで行くのに使える。
でも交通量が多く、自転車専用道が整備されていないところで乗るのは危険だ。
日本と違って車優先なので、周囲の状況を常に気を配ろう。
それにしても中国のスマホ文化の充実ぶりは目をみはるばかり。
微信、摩拜单车、滴滴出行、团购、途家など、中国に行くたびに試してみたくなるサービスがいっぱいある。
もう日本は中国には敵わないね。
おまけ
MOBIKE以外にも、いろいろなレンタル会社が乱立しているようで、街中ではいろんなレンタル自転車を見かけた。