個人型確定拠出年金、いわゆる個人型DCです。
これまで企業年金制度がある会社で働く会社員は個人型DCに加入することはできませんでした。
本日、改正案が可決されたことにより、来年から加入できるようになりました。
確定拠出年金のメリットは何と言っても掛金が全額所得控除の対象になることです。
私のように退職間近で加入する場合、今から運用益を狙うつもりはないので、この節税効果狙いです。
以前に書いた拠出型企業年金は最大でも掛金の半額しか控除対象になりませんが、確定拠出年金は掛金全額が控除対象なので非常に有利です。
企業年金制度がある会社で働く会社員の場合、年額14.4万円(月額1.2万円)まで掛けることができます。
私の場合、所得税20.42%、所得税10%なので、所得税29,400円、住民税14,400円、合計43,800円もの節税効果があります。
個人型DCは自分が希望する金融機関に口座開設します。
各金融機関によって手数料体系や扱う金融商品が異なります。
申し込む時はよく比較検討する必要があります。
私はスルガ銀行で申し込むつもりです。
加入時に国民年金基金連合会に2,777円を払うのはどの金融機関も同じですが、スルガ銀行は毎月の手数料が最低ランクの年間2,004円です。
運用益は狙わないので、全額を定期預金に振り向けます。
定期預金の利息なんて10万円預けても年200円くらいなので、手数料2,004円を払ったら赤字です。
しかし、上で述べたように節税効果を考慮に入れると、年間4万円以上のメリットがあります。
税制面で非常に有利な制度なので加入するメリットは大きいと思います。