おまけの会社員生活

五十而知天命、もういつ辞めてもOK、おまけの会社員生活に突入しました

任意継続か国民健康保険か

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会社を辞めるとき、在職時に加入していた健康保険を継続する(任意継続)か、市町村の国民健康保険に入るか選択しなければなりません。

昨年の年収を元に、いずれが有利かを考えてみました。

最初に断っておきますが、以下に記載の内容は私の組合健保、家族構成、給与水準で比較しています。いずれが有利かは個々人で異なります。

 

任意継続の場合

任意継続の加入期間は2年間です。

2年経過したら国民健康保険に切り替えることになります。

国民健康保険から任意継続に変更はできません。

 

私は、私の勤める会社が設立した組合管掌健康保険(組合健保)に加入しています。

私の組合健保の場合、会社が個人の約1.5倍の保険料を負担してくれています。*1

退職すると、在職時に会社負担だった分も私が払わなければなりません。

単純計算なら退職前の2.5倍の健康保険料を納めなくてはなりません。

 

しかし、計算の元となる報酬月額は、退職時の報酬月額と加入者の平均報酬月額を比較して安い方を用います。

私の組合健保の平均報酬月額は40万円*2なので、私の報酬月額よりは安いです。

また組合健保の保険料率は9%*3です。

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よって、40万円×9%×12ヶ月=432,000円、これに介護保険を加えた約500,000円が年間納付額になります。

平均報酬月額、保険料率の変動がなければ、2年目も同額です。

 

国民健康保険の場合

国民健康保険の保険料は前年所得を元に計算します。

国民健康保険の保険期間は4月から翌年3月(6月から翌年3月までの10回で納付)。

保険期間1年に満たない場合は月割計算。

国民健康保険料は、住んでいる市町村によって保険料率や計算方法が異なります。

現在住んでいる市町村で計算してみました。

1年目は前年の給与所得が多いので、課税限度を超えてしまい、保険料は約890,000円になります。

1年目は任意継続のなんと1.8倍もかかります。

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しかし、2年目は1月末退職予定で前年所得なし*4のため、均等割と平等割のみになり、約80,000円に大激減します。

 

いいとこ取り

上記より、1年目は任意継続(約50万)、2年目は国民健康保険に(約8万)すると一番安上がりです。

一番高くなる2年間任意継続を選んだ場合より42万円も安いです。

退職時は任意継続を選択しておいて、1年たったら故意に納付を止めて資格喪失し、2年目から国民健康保険に切り替えようと思います。

※任意継続は期日までに納付が遅れると自動的に資格喪失します。

 

健保組合はお得!

とは言っても、任意継続は保険料以外で有利な面があります。

組合健保は個々の会社毎に設立するので、独自のサービスがあるのです。

そして任意継続の期間は、在職中と同じ条件で健保組合の各種給付が受けられます。

 

代表的なものは高額医療費負担の上乗せ給付です。

1ヶ月に同一医療機関での医療費負担額が法定自己負担限度額を超えた場合は、超過額が高額療養費として払い戻しされます。

例えば、私が医療費が100万円(個人負担30万円)かかった場合、

167,400円+(1,000,000-558,000円)×1%=171,820円

が法定自己負担限度額になります。

医療機関窓口で払った30万円との差額128,180円は払戻請求ができます。

これは協会けんぽでも国民健康保険でも同じです。

 

しかし、私の組合健保の場合、さらに法定自己負担限度額または自己負担額に対して25,000円を超えた分も組合健保独自の給付として払い戻しされます。

少し乱暴に言えば、どんなに医療費がかかろうと自己負担は1ヶ月25,000円ポッキリということです。

医療機関で30万円払っていても275,000円が後日払戻されます。

国民健康保険協会けんぽより、275,000-128,180=146,820円も得です。

「保険料率が低い」、「個人の保険料負担割合が少ない」、「独自の給付がある」等、組合健保は国民健康保険協会けんぽに比べてメリットが多いのです。

病気がちで毎月医療費が相当かかるなら、任意継続を2年間続けた方が得です。

保険料だけでなく、組合健保独自のサービスを総合的に判断して、国民健康保険に切り替えるかどうか考える必要があります。 

 

zhizuchangle.hatenablog.com

*1:中小企業の従業員が加入する全国健康保険協会協会けんぽ)は会社と個人が折半

*2:協会けんぽは28万円が上限

*3:協会けんぽは10%

*4:退職所得は対象外