SMBC信託銀行は、シティバンクがリテール部門から撤退するときに、三井住友が買い取ってできた富裕層向けの銀行です。
会社専用ウェブから申し込んだ場合、預金残高に関係なく優遇措置を受けられるので、口座開設することにしました。
在職している間に会社で利用できるものは利用しておこうと思います。
優遇措置
会社専用Webで申し込んだときの優遇措置は以下の通りです。
国内CD/ATM利用手数料無料
提携銀行、郵便局、セブン銀行での入出金が100回/月まで無料(または償還)。
※通常、月間平均残高100万円以上の顧客に対する優遇。
口座維持手数料無料
口座維持手数料(2,000円/月)が無料。
※通常、月間平均残高50万円、または外貨20万円相当以上の顧客に対する優遇
国内振込手数料を割引
国内他行宛振込手数料が150円/件(税抜き)
※通常、240円/件(税抜き)
海外送金手数料無料
これが目的で口座開設しました。
※通常、支店/テレフォン:7,000円、Web:3,500円
海外ATMオーナー手数料 償還
2019年10月から新たに追加になった優遇措置。
ATM設置会社がATMオーナー手数料を徴収する場合、同額または円相当額を引出対象口座にひと月あたり100回まで償還してくれる。
GLOBAL PASSの利用に限る。従来のキャッシュカードは2021年9月以降、海外では使用不可。
- 円普通預金から現地通貨をお引出しの場合、同口座に5,000円以上お預入があること。
- プレスティアマルチマネー口座外貨普通預金からお引出しの場合、出金通貨の普通預金に5,000円相当額以上お預入があること。円換算する際は、償還日の当行所定のTTBレートにて判定。
プレスティアとしての海外ATM利用手数料は無料。
住宅ローン金利割引
新規借り入れの場合、通常より0.1%安い特別金利を適用。
海外送金-新生銀行との比較
今まで新生銀行でプレミア特典を利用して海外送金していました。
新生銀行と比べてSMBC信託銀行の海外送金の優れているです。
事前登録先が圧倒的に多い!
新生銀行はわずか1件しか登録できません。
SMBC信託銀行は36件も登録可能です。
両行とも、送金先の口座番号が同じでも送金通貨が違えば別の1件として登録しないといけません。
HSBCのマルチカレンシー口座宛に複数の通貨を送金したい場合、新生銀行は1通貨しか登録できないので非常に不便です。
送金が簡単・便利!
SMBC信託銀行は事前登録先ならWebで24時間いつでも送金依頼が簡単にできます。
36件も登録できるので、窓口に行って送金する必要がありません。
新生銀行はWebで送金依頼ができません。
事前登録した1件は電話で送金依頼が可能です。
電話は平日の仕事の合間にかけないといけないので結構不便です。
それ以外の送金は必ず支店窓口に行って手続きしなければなりません。
更に、事前登録先以外の送金時に支店までわざわざ行くのが非常に面倒です。
海外送金手数料の無料回数
新生銀行はプレミア優遇なら月に1回のみ無料。
SMBC信託銀行は特に制限なし。
ただ月に複数回送金することはないので、そんなにメリットではありません。
新生銀行は窓口対応が💩
私が利用した支店だけかもしれませんが、新生銀行は窓口対応が💩でした。
海外の自分の口座に送金するのにも、収入証明が必要だの、株を買うのに送金前に証憑が必要だの無理難題を言われました 💢
以前にも、事前登録先を確認したいから登録内容を見せてくれと言った時も、本人の登録先なのに見せられないとか、訳の分からない💩対応でした。
新生銀行の💩対応がきっかけでSMBC信託銀行に変えることにしました。
新生銀行からは外貨預金も円預金も他行へ資金移動しました。
スタンダード会員になると、10月からATM利用が有料化されるそうなので、今後は使わなくなりそうです。
SMBC信託銀行のデメリット
優遇されてなお国内他行振込手数料が150円/件かかる点に尽きます。
他行の優待プログラムのように月x回まで無料にはなりません。
せめて証券会社のクイック入金に対応していれば無料で資金移動できますが、残念ながらどこにも対応していません。
お金をかけずに資金移動しようと思ったら、ATMで出金して他行に入金するしかありません。
これが海外送金の優遇があることを知りつつ、口座開設を見送っていた理由です。
まあ預金せずに海外送金だけに使い倒すというのも悪くはありませんが。