約20年ぶりに中国語検定(TECC)を受けてきました。
会場に入ってびっくり、受験者は40人弱しかいません。
大阪会場でこの人数です。
地方会場はもっとお寒い状況ではないでしょうか。
20年前に受けたときは関西大学の大講堂だった気がします。
HSKの試験場と記憶がごっちゃになっている可能性がありますが、始まって3回目ということで、こんなに廃れてはいませんでした。
検定試験を受けるのは2011年にHSK6級を受けて以来です。
英語の検定試験で言えば、英検と同じです。
HSKの時は受験料を無駄にしたくないので、事前に問題集を解いて臨みました。
TECCは1000点満点で全員が同じテストを受け、点数によって級が決まります。
英語で言えば、TOEICです。
一つにはテスト勉強するのが面倒くさい、二つには自分のレベルを知るための試験だからテストのための勉強は必要はない、ということで事前準備は全くしませんでした。
やったのは、先月、台湾、中国と2週続けて行って実地練習したことでしょうか w
試験会場では間際まで参考書を見て勉強している人がいました。
临阵磨枪(戦に臨んで槍を磨く=付け焼刃)と言います。
学校の中間テストじゃあるまいし、間際でドタバタしても無駄です。
試験はリスニングとリーディングです。
どちらもHSK6級より簡単に感じました。
でも知らない熟語、単語は山勘に頼るしかありません。
山勘で答えた2つの問題を後で調べたら、二択でどちらも外していました(涙)
括弧の正しい語句を四択で選ぶ問題です。
一つが、胸有成(竹)(胸に成算がある)という熟語です。
「樹」か「竹」かで悩んで「樹」にしてしまいました。
竹の方がポッキリ折れやすそうだし、最後の発音は4声の方が座りがいいと思って「樹」を選んでしまいました。
もう一つが、话说到(点子)上(要点をつく)という言い回しです。
「尖子」か「点子」で悩んで、「尖子」に細かい点という意味があるのではと想像して見事外れました。
この二つ、間違えたが為に深く胸に刻まれて今後忘れないと思います。
また最後の長文が「屈原と粽子」の話で本文と合致するものを選ぶのですが、
1.ちまきはアジア各国に広まった
4.ちまきはたくさん種類があり南北で特徴がある
のどちらが正解かで悩みました。
本文に「粽はたくさん種類があり、北方は××を、南方は□□を餡にする」と「粽は中国で広まったのみならず朝鮮、日本、東南アジアに広まった」という記載があり、どっちが正解かわかりませんでした。
試験は10分以上を残していちおう解き終えました。
試験結果の郵送は1ヶ月後です。
目標とした600点はたぶん余裕でクリアしてると思います。
でも来月私がこの話題に触れなければ、目標に届かなかったということです w
*1:2013年から5級と6級は点数表示のみになったようです。