最終日は台北に泊るので、チェックインできる時間に合わせて正午発の台北行きのチケットを予約しておいた。
午前中、まだ行ったことのない松園別館に行くことにした。
前に利用した檸檬単車で自転車をレンタルしようかと思ったが、片道徒歩30分ほどの距離なので200元を節約して歩いていく。
嗄嗄叫早午餐
前回も利用したホテル近くの早餐店で朝食をとる(80元)。
将軍府
松園別館に行く道沿いに将軍府がある。
先月来たばかりだが、時間があるのでまた立ち寄る。
日本統治時代の大佐の家だが、将軍府の名前とはかけ離れた質素な家屋だ。
前回は時間が遅くて入れなかったが、月曜日が定休日らしくてまた入れず。
向かいには部下の将校の家屋が並んでいる。
部下の家屋は荒れ果てている。
前回は気付かなかったが、裏庭に武士のみたいなでかい人形があった。
幹でできた空間が台湾の形に見えると前にツアーガイドが教えてくれた。
なぜか中には招き猫が祭られている。
松園別館
松園別館は将軍府から10分ほど坂を登った高台にある。
手前に臥松園区という公園があって木で作られた色んな動物が飾ってある。
松園別館の入場料は30元。
松園別館は1942年の戦時中に日本軍の司令室として建てられた建物で、豪華さはないが耐久性を重視して建てられたとのこと。
防空壕があってここから特攻隊で飛び立って行った日本兵の写真が飾ってある。
中には子犬を抱えた17歳の若者の写真もあった。
2階では松園別館に関する10分ほどのビデオが流されている。
文書記録は残っておらず口述による伝承しかないが、特攻隊が飛び立つ前にここで訓示を受けたとのこと。
戦後は米軍が接収し、米軍撤退後は荒れるに任せていたそうだ。
建物を撤去してホテル建設の話が持ち上がったとき、遺跡を残してカルチャー発信の地にしようと市民運動が起きて取り壊しを免れたということだ。
アコウ(雀榕)の樹が大門を押し倒して生えているが、切り倒して修復せず、そのままの形で残している。
園内の松はどれも樹齢100年を超えるらしい。
小屋の前が、台湾人観光客の格好の写真撮影スポットになっていた。
奥に小屋があるが、ロープが張られていて近づけず。
施設内に飾ってあるポスターがとても気になった。
この山、登ってみたい!
管理事務所で尋ねると、スタッフの人も分からないので調べて分かったらLineで連絡してくれることになった。
その後、電車が台北駅につく頃に連絡があり、南投の合歡尖山と分かった。
わざわざ調べてくれたスタッフの方ありがとうございます!
でも日帰りで簡単に行けるようなところじゃなかった・・・。
川沿いの右手に将軍府がある。
帰りに気付いたが、将軍府から川沿いの遊歩道を歩いて途中まで来れる。
可不可熟成紅茶
中山路を歩いてホテルに帰る。
前を通るたびいつも人が並んでいた可不可熟成紅茶という店がある。
平日の昼間で客が少なかったので、「招牌をちょうだい」というと熟成紅茶(30元)を勧めてくれた。
Lサイズで30元ととても安い!
梅花豬排飯
ホテルに戻ってチェックアウト。
花蓮駅で駅弁を購入(85元)。
台鐵e訂通のQRコード乗車で、わざわざ乗車前にチケット受取をしなくてもよくなったのでとても便利になった。
私が方法を知らないだけかもしれないけど、発券前なら取消せずに便の変更もできるようにしてほしい。