私が入社したのは平成2年(1990年)4月だが、平成3年(1991年)2月から全ての給与明細と賞与明細がたまたま残っている。
欠けているのは、1990年4月から1991年1月までの10ヶ月分の給与明細、1990年夏の寸志、1990年冬の賞与明細だけ。
明細を処分する前にエクセルに入力して、生涯賃金や労働時間の推移を調べようと思っている。
以前に給与システムに残っていた2000年以降のデータから20年間の有給取得推移も作成したが、給与明細を集計すれば30年間の有給取得推移も作成可能だ。
給与明細 (1991年2月)
残っている最も古い1991年2月の給与明細は以下の通りだが、基本給と能力給は入社時と同じはずだ。
支給 | 支給額 | 控除 | 控除額 |
基本月給 | 48,880 | 住民税 | |
能力給 | 124,120 | 健康保険料 | 6,200 |
住宅手当 | 介護保険料 | ||
諸手当 | 厚生年金保険 | 11,300 | |
裁量労働 | 厚生年金基金 | 3,200 | |
超勤手当 | 22,764 | 雇用保険料 | 1,209 |
諸手当 | 団体保険 | ||
財形奨励金 | 840 | 生命保険 | 14,295 |
福利厚生P | 労働組合費 | 5,640 | |
ファンド補助 | 500 | 所得税 | 7,970 |
代休 | 会費 | 700 | |
追給 | 財形年金 | 4,240 | |
交通費 | 24,220 | 財形住宅 | 15,600 |
確定拠出年金 | ファンド | 5,500 | |
支給計 | 221,324 | 社内預金 | |
積立貯蓄 | |||
給食費 | 3,190 | ||
調整 | -338 | その他 | 1,442 |
支給額 | 140,500 | 控除計 | 80,486 |
初任給は173,000円。
今、この給与でフルで働けって言われたら発狂するな www
超勤手当は18時間で、当時は概ねつけていい上限が決められていた。
私が入社した30年前は私の会社に限らず、世の中全体がブラックだった。
入社1年目なのでまだ住民税を払っていない。
まだ現金払いが残っていた時代なので、効率よく給料袋に詰めれるよう端数は調整して翌月に繰越ししていた。
賞与明細 (1991年6月)
入社した1990年夏は賞与ではなく寸志で、金額はたしか10万円だった。
従って、初賞与は1990年12月で、1991年6月は2回目の賞与だ。
賞与明細は、もう今では使われていない「青焼き」でプリントされていた。
青焼きは年数が経つと文字が消えてしまうので、ほとんど消えてしまって解読不能な個所があるが、万円単位では大きく外れていないはず。
支給 | 支給額 | 控除 | 控除額 |
賞与 | 414,000 | 雇用保険料 | 2,277 |
財形奨励金 | 2,080 | 所得税 | 41,723 |
支給計 | 416,080 | 財形年金 | 16,960 |
財形住宅 | 29,120 | ||
その他 | 164,000 | ||
支給額 | 162,000 | 控除計 | 254,080 |
この頃はまだ雇用保険以外の社会保険は賞与から控除されていなかったようだ。
その他の164,000円は、3月か4月に購入したトヨタスプリンタートレノ(AE92)の自動車ローンだ。
バブル時代の若者は車を持つことに憧れていて、私も例に漏れず労金でローンを組んで車を買った。
賞与明細 (1991年12月)
ついでに1991年12月、入社2年目冬の賞与明細。
こちらはかろうじて数字が判読できたので、円単位で正確だ。
支給 | 支給額 | 控除 | 控除額 |
賞与 | 625,000 | 雇用保険料 | 3,437 |
財形奨励金 | 2,080 | 所得税 | 62,563 |
支給計 | 627,080 | 財形年金 | 16,960 |
財形住宅 | 29,120 | ||
その他 | 164,000 | ||
支給額 | 351,000 | 控除計 | 276,080 |
30年前と比べて現在の新入社員の給与や賞与は増えてる?
デフレのせいであまり増えてない?