おまけの会社員生活

おまけの会社員生活《ハケンの品格》

五十而知天命、毎日定時退社&有給フル消化の正社員から週休5日、日給5.5万円、在宅勤務のハケン社員になりました

北海道唯一の国宝「茅空」と世界遺産の縄文遺跡群と湯の浜ホテル

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4日目、当初は津軽海峡フェリーにのって、函館から青森の大間に行ってみようと思っていた。

でも、昨日、時間がなくて渡島半島の東側に行けなったこと、大間に行っても11時着、14時発で滞在時間が3時間しかないことから、またレンタカーを借りて渡島半島を観光することにした。

ワールドネットレンタカー

当日早朝に楽天トラベルで調べると3店舗しか出てこず、一番安いワールドネットレンタカーで5,900円だった。

但し、このワールドネットレンタカーは函館空港の近くにある。

昨日車を借りたニッポンレンタカーのHPで直接検索すると、当日予約だからか9,000円が表示された(昨日は6,000円)。

ニコニコレンタカーで調べると、最初表示された金額は3,000円程度安かったのに、最終見積もりは夏休み割増がついて約6,000円になったので💢ついてやめた。

ためしにワールドネットレンタカーのHPで直接予約すると4,800円だった。

楽天トラベル経由より1,100円も安い。

ワールドネットレンタカーは空港の近くだけど、帰りは車を返してそのまま湯の川温泉まで歩ける距離だ。

ということで、ワールドネットレンタカーで9時から19時まで予約を入れた。

函館駅前から95/96系統のバスに乗って熱帯植物園前で下車し、ワールドネットレンタカーまで歩いた。

「ヤリス」という車種だったが、スポーティな感じでいい!

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函館市縄文文化交流センター(垣ノ島遺跡)

今から約 9,000年前から約 3,000年前の約 6,000 年間という長い 間、人々が暮らしていた集落跡です。 OUVとしては定住の開始期後半 (lb)にあたり、本格的な定住生活を証明する集落です。竪穴住居から なる居住域と複数のお墓が集まった墓域が区分されています。墓域からは、小さな子どもの足形が押し付けられた足形付土版が副葬された 墓もみつかりました。その後、長さが190メートルを超える、日本最大級の盛り土遺構も確認されています。

「道の駅 縄文ロマン 南かやべ」にある。

昨日はずっと前を車が走っていて、北海道で車を運転しているんじゃないようでストレスフルだったけど、今日は前後に車がいなくて快適。

ちょうど10時から垣ノ島遺跡の無料ガイドツアーがあったので参加する(所要時間45分)。

時間になっても他の参加者は現れず、マンツーマンのガイドツアー 💧

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縄文時代は今から15,000年前から約2,400年前までの1万年続く時代である。

垣の島遺跡の縄文時代早期の遺跡は居住域と墓域が分かれていて、日常と非日常の空間を区別して暮らしていたことで、当時の精神性をうかがい知ることができる。

なお、早期の居住域と墓域は地図の左下の部分で、すでに埋め戻されて、今は藪になっている。

展示整備されているのは縄文前期から後期に縄文人が住んでいたエリア。

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窪みで残る竪穴建物跡
縄文人は、地面を掘り下げて床面をつくった竪穴建物で暮らしていました。垣ノ島遺跡からは縄文時代早期前半(約9,000年前)から後期後半 (約3,000年前)にかけての竪穴建物跡が数多く発見されています。特にこの周辺では、深く掘られた竪穴が、長い年月を経ても埋まりきらずに窪の状態で残っており、現在でも縄文人の生活の痕跡を地表面から確認することができます。

って書かれてたけど、何千年もの間、木や草が生えてたら人が作った小さな窪みなんてなくなるんじゃねーの?って思った。

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縄文時代前期の終わりごろから後期のはじめにかけて作られた「コ」の字形の遺構。膨大な量の土器や石器など、当時の道具類が堆積しているが、人の墓も作られていることから、単なるゴミ捨て場ではなく、祭祀や儀礼をおこなう「送り場lだったと考えられている。

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ツアーガイドのあと、函館市縄文文化交流センターに入る(300円)。

フラッシュを焚かなければ撮影OK。

《青龍刀形石器》

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《フラスコ状土坑》
入り口よりも底が広く、理科の実験などで使う「フラスコ」に形が似ていることから「フラスコ状土坑」と呼ばれています。この土坑からは木の実や動物の骨、土器などが見つかることが多く、食糧を貯蔵するための穴と考えられています。特に、冬は食糧の獲得が困難だったと考えられ、実りの秋にできるだけ食糧を集めて加工・貯蔵したのでしょう。この土坑は、縄文時代早期につくられた大型のもので、深さが3メートルもあります。

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《赤漆塗り注口土器》

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ヒスイは、日本に最もなじみのある宝石であり、その利用の歴史は縄文時代にまで遡ります。 原産地については長らく不明でしたが、現在は縄文時代の遺跡から出土するヒスイのほとんどが新潟県糸魚川市姫川周辺のものであることがわかっています。原産地発見の経緯については、古事記万葉集の記述から推理したというエピソードもあります。 
縄文時代には、勾玉のペンダントや小玉を繋げたネックレスなど、装飾品や威信材として交易の重要なアイテムとなっていました。母岩は白色で、その中に光沢のある碧色があり、その姿はまるで春の訪れとともに雪の中から若草が萌え出るように見えます。縄文人は、そこにヒスイの生命の息吹を感じたのでしょうか。

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《足形付土版 》

文様を付けた粘土板に子どもの足形を押し付けたもので、約6,500年前の墓から出土 (垣ノ島遺跡17点、 豊原4遺跡5点)しました。なかには、裏面に手形が付いているものもあります。幼くして 亡くなった子どもの足形や手形を写し取り、紐を通して住居の中でしていたものと考えられます。出土した墓は大人の大きさなので、おそらくは、その親が亡くなったときに子どもの思い出とともに埋 葬されたのでしょう。

死んだ子供の墓ではなく、親が亡くなるまでずっと取っておいたってこと。

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北海道唯一の国宝「中空土偶」、別名「茅空」

1975年の夏、農作業をしていた地元の主婦によって偶然発見されたものです。中が空洞に作られた「中空土偶」に属しています。また、南茅部の中空土偶” という意味から 「茅空 (カックウ)」の愛称でも呼ばれています。中空土偶としては国内最大で、造形的にも優れていることから1979年に重要文化財に指定され、その後2006年に実施した出土地点の発掘調査を経て、2007年6月8日に北海道初となる国宝に指定されました。
通常、土偶は破壊された状態で出土することから、故意に破壊されたと考えられています。 カックウも両腕と頭部の飾りが欠損しています。国宝指定後に市立函館病院でカックウのCTスキャンを実施したところ、割れないように内面調整する箇所と調整しない箇所があることがわかりました。最初から、都合の良い部位で壊れるように作っていたのでしょう。
“ひとがた” や精霊として作られた土偶を破壊する時の心理的負荷を想像すると、それが単なる個人の意志だけではなく、縄文時代を通して日本列島に蓄積された集団的心性による行為であることが理解できます。破壊することによって「死と再生」のイメージから永遠性に転化するという縄文社会が共有した心性、言い換えるならば、日本的な霊性の原点をここに見ることができます。
そういえば、昨日行った松前城も火事で焼失する前は天守などが国宝に指定されていたと書かれていたが、「国宝保存法(1929年)」にもとづいて指定された「旧国宝」で、「文化財保護法(1950年)」以降に指定された「国宝」とは異なるらしい。
頭部に二つ穴が空いているので、元は角が生えていたのかな。
国宝だけあって、展示の前に警備員が立っていた。

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縄文時代早期(B.C.9000)につくられたそこの尖った土器で、上部は失われているが、底の部分に焦げた跡があり煮炊きに使われたと考えられる。

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大船遺跡

定住の発展期後半にあたる集落跡です。 居住域のほか、食料を貯蔵する貯蔵穴、祭祀を伴う道具類の捨て場である盛り土遺構など、集落を構成する要素が整っています。 また、床が2メートル以上も深く掘りこまれた大きな竪穴住居が数多くみつかるなど、 安定した定住生活があったことも示しています。さらにこうした大規模な集落を維持するための食料として、クジラやマグロなど豊富な海の幸があったことも分かっています。
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垣の島遺跡や大船遺跡は、北海道と東北にある他の縄文遺跡と合わせて、今年2021年7月に世界遺産に登録されることが決定した(パチパチ)。

北海道・北東北の縄文遺跡群 – 世界遺産登録をめざして

世界文化遺産となった「北海道 北東北の縄文遺跡群」 は、北海道 南部と東北北部に存在する、年代や立地の異なる17件の縄文遺跡で構成されています。一つの遺跡で一万年の縄文の歴史を説明することは出来ないので、複数の遺跡によって、漁労・狩猟・採集による定住の開始・発展・成熟というストーリーを語っています。こう して複数で一つの価値を証明する資産をシリアル・プロパティーといいます。また、縄文遺跡群の構成資産の分布する範囲は、縄文時代において共通の環境のもと、同一の文化圏が形成されていま した。 縄文遺跡群は、こうした同一文化圏のなかにおける農耕以前の人類の生活のあり方と精神文化の発達を描き出しています。

下のマークは北海道と東北で土器をイメージしたもの。

縄文遺跡なんて、日本列島北から南まであちこちにあるだろうに、なんで北海道と東北の縄文遺跡だけ世界遺産って気がする。

なんでもありで、ありがたみがなくなった世界遺産 w

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大船遺跡のほうは、竪穴式住居が復元されている。

竪穴式住居は島原の乱で、原城に籠城した農民も使っていたらしい。

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大船遺跡の特徴は、竪穴式住居の密度が非常に高く、縄文時代中期(約4,500年前)を中心とした竪穴式住居跡が120軒以上見つかっている。これは数百年にわたって定住生活をしていた証で、この地域が海や山野の豊かな食糧資源に恵まれていたと考えられる。

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道の駅しかべ間歇泉公園

10分から15分おきに間欠泉が吹き上がる(入場料300円)。

噴きあがった間欠泉のお湯はタンクで冷やして足湯に流している。

足湯しながら気長に待って2回見れた。

昼時だったので、ご飯を食べようと思ったが人が多かったので諦める。

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噴火湾パノラマ館

縄文遺跡と間欠泉を見ていきたかったところは回ったが、まだ時間があるし、道路がすいていて気持ちいいので、八雲町の噴火湾パノラマ館までドライブ。

パノラマ館とあるので、噴火湾の何か展示説明があるのかと思ったら何もなかった。

噴火湾(内浦湾)が見える、それだけ。

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イチゴミルク(500円)を飲んで帰る。

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森町・オニウシ公園でトイレ休憩。

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駒ヶ岳は昔は富士山のような形だったそうだ。

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四稜郭

明治二年(一八六九)春、五稜郭にたてこもる旧幕府脱走軍は新政府軍の攻撃に備えて各地に防御陣地を築いたが、五稜郭の背後を固めるため、その北方約三キロの緩斜面台地にも洋式の台場を急造した。これが四稜郭である。四稜郭は、蝶が羽を広げたような形の稜堡で、周囲に土塁と空壕をめぐらし、郭内(面積約二、三〇〇平方メートル)には、四隅に砲座を設けたが、建物は造らなかった。なお、地元の言い伝えによると、旧幕府脱走軍は士卒約二〇〇名と付近の村民 (赤川・神山・鍛冶村)約一〇〇名を動員して、 昼夜兼行で数日のうちにこの四稜郭を完成させたといわれている。
明治二年五月十一日、新政府軍は箱館総攻撃を開始した。同日未明、新政府軍の岡山藩徳山藩の藩兵は赤川村を、出発し、 四稜郭の攻撃を開始した。 松岡四郎次郎率いる日幕府脱走軍は四稜郭の防御に努めたが、新政府軍には福山藩兵も加わり、さらに長州藩兵が四稜郭と五稜郭の間に位置する権現台場を占領したため、退路を断たれることを恐れた旧幕府脱走軍は五稜郭へと敗走した。
五月十八日には、五稜郭が開城され、榎本武揚以下が降伏して箱館戦争は終わった。

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五稜郭ほどでっかくないので、端に立つと四角形だなとわかる。

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湯の浜ホテル 日帰り温泉

空港近くのワールドネットレンタカーに車を返却し、湯の浜ホテルまで歩く。

一昨日は啄木亭、昨日はホテル万惣と回って、最後の日帰り温泉

タオルは持っていたので、入浴料(1,000円)とバスタオル(200円)を払う。

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ここの露天風呂はインフィニティ露天風呂で、海とシームレスになってる。

個人的には、①湯の浜ホテル、②啄木亭、③ホテル万惣

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ホテル公式HPより

檜風呂、でっかい水風呂、サウナ、泡ぶろもある。

平日火曜日の4時過ぎということで、他に誰もいない (-ω-)/

1時間近く入ってた w

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楽天トラベルHPより

根室花まる

路面電車で札幌駅まで帰り、キラリス函館地下1階にある根室花まるへ。

先月、本場、根室の花まるに行ったら閉まってて食べられなかった。

Googleマップの口コミじゃ、函太郎より評判がよさげ。

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先月、根室で食べれなかった花咲ガニの鉄砲汁。

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中とろとホタテは2皿ずつ食べた。

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サーモンとひらめ

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ひらまさとトロニシン。

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全部「二階建て」のお寿司ばっかり食べる。

8皿と鉄砲汁で3,608円!

安いのか高いのかよくわからんが、海鮮丼よりはいい。

明日のリムジンバスの時間を調べに函館駅に寄って帰る。

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