「ウポポイ」はアイヌ文化の復興・創造・発展のための拠点となるナショナルセンターである。
「ウポポイ」とはアイヌ語で「歌うこと」を意味している。
2020年7月に開業したけど、台東で見た「阿美民族中心」みたいなもんなんだろうとあまり興味がないのでスルーしてた。
実際、想像通りだったけど。
今回はホテルチェックインまでの時間調整で立ち寄った。
入場料1,200円、駐車場500円。
感想は時間があれば1回行ったら十分。
箱モノ立派、コンテンツ貧弱、過剰なスタッフ、よくあるパターン 😎
国立アイヌ民族博物館
1階は売店、喫茶、そしてシアタープログラム(20分)もやっている。
「アイヌの歴史と文化」を見た。
人類が日本列島にやってきてから現代までのアイヌ民族の歴史とアイヌ文化について解説してくれる。
係員が立って誘導してたけど、しょせん客が少ないのだから、ずっと繰り返し放送にして、好きな時に出入りできるようにしたらいいと思う。
展示フロアは2階だけ。
展示フロアはオンラインで入館時間を予約することになっているが、観光客が少なかったので、その場で申し込んですぐに入れた。
二回に上がるとウポポイが見渡せるガラス張りのフロア。
左に見えるのが体験交流ホール。
展示品もたいしたもんがない。
展示フロアのど真ん中で360度画像を撮ったら、自撮り棒は伸ばさないで下さいと注意された。
体験交流ホール
決まった時間にプログラムがある。
プログラムに参加しないと時間をつぶせない。
私が申し込んだプログラム。
- 11:00 ムックリ(口琴)とトンコリ(弦楽器)の解説と演奏鑑賞(15分)
- 11:30 伝統芸能上演「シノッアイヌの歌・踊り・語り」(20分)
- 12:00 ドーム型スクリーン映像体験「カムイアイズ」(10分)
- 12:30 短編映像上映「カムイユカラ」(30分)
「カムイを射止めた男の子」「キツネにつかまった日の神」
ドーム型スクリーン映像体験「カムイアイズ」
アイヌ文化でカムイとされている動物たちの視点から見える世界を半球ドームスクリーンで体感できる。
半球のスクリーンに鷹とキツネ目線の風景の映像が投影される。
すっげー(棒読み)
まあまあ面白かったのは、伝統芸能上演「シノッアイヌの歌・踊り・語り」。
アイヌの若者が歌って踊る。
演者は全員20前後の若者だった。
「阿美民族中心」では小学生が動員されていたっけ。
少数民族の文化って、こういう見世物の形でしか残らないんだろうな。
伝統的コタン
ここでも文化解説プログラム、アイヌ語学習プログラム、楽器演奏体験、弓矢体験などができるらしい。
でも、開催時間じゃなかったからか閑散としてた。
いちおう日曜日。
工房見学。
昼を過ぎたので、レストランでザンギカレー(880円)とにんにくつくね(200円)を食べる。
食事時間をいれて4時間もいた。
次の予定がなかったからだけど。
洞爺湖に向かう山道がすっごい霧。
数メートル先が見えず、こんな霧が出た道を走るのが初めてなのでビビった。