厳原のバジェットレンタカーで軽自動車を借りる。
受付のたぶん韓国女性に、白嶽や金田城跡に行く道は細いから、NOCにも入ったほうがいいよといわれ、770円追加して6,325円を払う。
最初に白嶽に登って、まだ時間に余裕があったので金田城跡にも上る。
白嶽
金田城跡
万関橋
明治33年(1900)、軍事上の理由から当時の帝国海軍が万関地峡を艦船が通行可能になるよう開削し鉄橋をかけた。
船は全然見えなかったけど、どのくらいの頻度で通ってるのだろう。
運河と言っても、対馬に停泊してる船しか使わなさそう。
和多都美神社
鳥居が5つ並んでいて、そのうち2つが海の中に立っている。
磯良恵比須(いそらえびす)という神社の宮司だった阿曇磯良の御神体石と伝えられている。
小さ石を組みわせたみたいに見えるけど一つの石なのか?
ここで相撲大会が開かれるのかな。
コロナになって手水舎に花を浮かべるのが流行っているらしい。
もう少し隙間なく埋めて、柄杓を置く竹は取ったほうがいいと思う。
和多都美神社は、彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)と豊玉姫命を祭る海宮で、海神神社の一の宮として古くから龍宮伝説が残されています。
御神木の龍松(たてまつ)。
豊玉彦命の化身と伝えられる龍神の松らしいが、あまり古木に見えない。
亀甲石は、亀の形をした石で、かつて亀卜(きぼく)神事を行っていた場所と伝えられている。
「卜」って漢字なんだ。
カタカナの「ト」かと思った 😆
烏帽子岳展望所
天気がいいと海の色が綺麗だ。
対馬って山ばっかりで平地が少ない。
「魏志倭人伝」には”土地は山険しく、深林が多く、道路は禽鹿(きんろく)の径のようであり、千余りの家があるが、良田はなく、海物を食して自活し、船に乗って南や北と交易をして暮らしている”と書かれているらしい。
日本と朝鮮を結ぶ重要な交易ルートで、大きな島だけど、農耕に適さず、貿易に依存していたので、人口は多くなかったってことか。
異国の見える丘展望台
Googleマップで調べたところ、韓国を望む展望台は、この「異国の見える丘展望台」と「韓国展望所」があった。
韓国と対馬の間は約50kmらしい。
無料の双眼鏡があって、プサンの高層ビルが見える。
韓国はソウルしか行ったことがないけど、プサンはもっと小さな町かと思ってた。
肉眼でもビルが見えるのでちょっと感動。
韓国展望所
続いて、北の端にあるもう一つの「韓国展望所」に行く。
建物の中には、簡単な日本と朝鮮の関係を記載したパネルがあって興味深い。
朝鮮通信使
元来、朝鮮通信使は、信(よしみ)を通わす使いというわけで、隣国と好(よしみ)を修める事を目的として始まった事です。故に、朝鮮よりの使者にたつ人は、豊かな文才を具えた人が選ばれていました。秀吉の死後、徳川家康の命により、宗義智は、朝鮮への講和交渉を命ぜられ交渉を開始しました。交渉は難航しましたが、1617年(慶長12年)に、第1回目の朝鮮通信使が、日本への回答兼刷還使として、朝鮮より来日しました。朝鮮からは、正使として、呂祐吉ら一行504名が、江戸にて、徳川家康、秀忠に会見しました。以後、1811年(文化8年)迄、12回の朝鮮よりの通信使が日本を訪れる事となりました。通信使外交は、1811年で最後となりましたが、対馬と朝鮮との外交は、明治維新まで続きました。
その向こうに韓国がうっすらと見える。
ここにも無料の望遠鏡が1つあって、誰もいないのでゆっくり見れた。
豊砲台跡
韓国展望所から歩いて10分か15分ぐらいのところに豊砲台跡がある。
上から覗けるだけかと思って、展望台に帰りながらググったら、中に入れるらしい。
この砲台は戦略上重要な海峡であることから旧陸軍によって設置され昭和4年5月に起工し、同9年3月に完成しました。40cm加農砲は、砲身18.50「メートル重量103トンもあり戦艦長門の主砲と同一であったといわれています。砲塔部のコンクリートの厚さは30メートルもあり、砲を操縦する動力は水圧を利用したといわれ、そこに先進的な技術がうかがわれます。実戦に参加することなく「まぼろしの砲台」として今の姿になりましたが、兵舎、台座、地下室などは当時の面影がしのばれます。
車で豊砲台跡のそばまで行けるのだった。
入口手前に、電源ボタンがあって、押したら30分だったか明かりが点く。
保存状態がとてもいい。
砲動力機室。
さっき上から覗いた砲台跡。
もみじ街道
豊砲台跡を見終わると4時過ぎ。
厳原まで2時間ぐらいかかるので、島の東側を通って帰ることにする。
カーナビと、スマホのGoogleナビの両方を使ってたが、助手席に置いたスマホを取ろうとよそ見してたら、危うくガードレールにぶつかるところだった 😨
マジで気を付けないとそのうち事故る。
上対馬豊玉線にあるもみじ街道の入口。
ここが中心地らしい。
ジャスト6時に厳原についてレンタカーを返却。
すっかり日が暮れるのが早くなって、まだ6時なのに外は真っ暗。