
最終日のフライトは午後便。
午後便にしたのは、国貿大酒店でまったり過ごそうと思っていたからだけど、せっかく来たので「天壇公園」を観光することにした。
天壇公園は北京にある明・清時代の皇帝の祭壇で、世界文化遺産(1998年登録)です。天を祭る「圜丘壇」、五穀豊穣を祈る「祈年殿」など、独特な建築群が「天円地方」の宇宙観を体現しています。
訪れるのは1988年以来、37年ぶり。
距離は短いけど、最寄りの地下鉄駅から北門まで体力温存のためライドシェアの自転車を利用(1.5元)。


どこにもにわかモデルがいる。
オンライン中国語の先生は、こういった衣装もピンキリで安いのは一目でわかると言っていた。

有料エリアのセットチケットをスマホで買っておいた(28元)。
それぞれのゲートで同じQRコードをかざして入場する。

銀杏が紅葉して綺麗だけど、今日はあいにく曇り空。

祈年殿
天壇公園といえば、一番有名なのは「祈年殿」。

1420年(明・永楽18年)に建てられ、高さは約38メートル、直径(外檐柱間)は約24メートルです。当初は長方形の「大祀殿」と呼ばれ、天地合祀に使用されていました。1545年(明・嘉靖24年)に、上から下まで青、黄、緑の三色の琉璃瓦で覆われた三重檐の円殿に再建され、「大享殿」と命名されました。1751年(清・乾隆16年)に、すべての瓦が青色に統一され、「祈年殿」と改名されました。孟春(正月)に行われる祈穀礼専用の建物となりました。

5本爪の龍は皇帝のみが使用を許された最高位のシンボル。

北側に「皇乾殿」が建つ。

五穀豊穣を祈る儀式で祀られる皇天上帝と、歴代皇帝の位牌が祀られていた場所。


祈年殿の中心に祀られているのは、 「皇天上帝」 と記された天帝の牌位。

観光客いっぱい!
日本も中国もオーバーツーリズム。


祈念門を抜けて南に歩く。


回音壁

「皇穹宇」
普段は祭天大典で祀られる皇天上帝や祖宗の神位を祀るために使用された。

皇穹宇の円形囲い壁は、反響や伝播などの音響現象が顕著なため、「回音壁」と呼ばれている。
昔は柵がなかったし、ガラガラだったので、壁に向かって話すと、離れた壁際にいる友人と話ができた。

圜丘
棂星門という牌坊に似た門。
「棂星」とは、中国古代の天文学で「霊星」(天田星、農業の神を司る星)を指す。

いちばん南にあるのが「圜丘」。
毎年冬至に天を祀る儀式がここで行われ、階段、テラス表面の敷石、欄干の数とテラスのサイズ、層数はすべて、「天数」である9の倍数に従って建設されている。
中国の陰陽思想では、「9」は陽の数の中で最大であり、「極まり」「至高」 を意味した。

中心にある「天心石」 は撮影の順番待ち。

並ばなかったけど、昔にちゃんと真ん中で撮ってた。
中心で手を叩くとこだまが返ってくるのを試した。
北京で雨傘を買おうと思ったら百貨店に男物の折り畳み傘が置いてなくて、仕方なく女物の傘を買った。
1988年当時の中国はどこに行ってもなんも「没有」の国だった。


圜丘の東南に「燔柴炉」があった。
天を崇拝する儀式で、皇帝が天の神々に捧げる供物や祈りの書、絹などを焼くために特別に使用された。
まだ新しい感じがするし、こんなのがあった記憶がない。

予定より早く1時間もかからずに見学したので、西側の林を散策。

斎宮
皇帝が斎戒するための宮室。
皇帝は祭祀の3日前から斎宮に入り、肉食や飲酒、音楽などを禁じ、身を清めた。

通常、皇帝の宮殿は黄瑠璃瓦で屋根が葺かれるが、齋宮は緑色の瑠璃瓦が使われている。
皇帝が「天子」として天に対して臣下の礼を取る立場であるため、身分を一段下げて示すという、非常に興味深い特徴だそう。

無梁殿
斎宮の正殿。
レンガのアーチで重みを支え、梁や桁を使わないため、無梁殿と呼ばれている。

「うやうやしく広大な天の意思に従う」という、皇帝としての天に対する畏敬の念を表した言葉。

鐘楼

西門に向かいながら散策。

百花亭
もともと北京東城の清・李鴻章の家廟内に建てられ、当初は「西太后御碑亭」と呼ばれていました。
1977年に天壇百花園内に移築された。

トロリーバス
西門から出て、また自転車をレンタル。
天壇公園の北側を通っていると、トローリーバスを発見!
昔(1988年当時)は北京や上海など、街中を走っているのはすべてこの上の電線から電気を取るバスだった。
そういや、大昔、遊園地にあったゴーカートだっけか、相手の車にぶつけて遊ぶ車も、車の後ろに 釣り竿みたいな長いアンテナ が立っていて、天井の網目状の電線から 電気を取って走ってた。

まだ北京に残っているとは思わなかった。

もう自転車でホテルまで帰ることにした。
地下鉄崇文門駅の南東にあったホテルに何度か泊まったと思うが、すっかり変わってしまってホテルはなくなってた。

明城壁遺跡公園
明代の城壁の一部が修復、保存されている。


料金所があった。
城壁の上に登れるのかな。
時間がないので今回は諦める。

また友諠商店の近くから大使館エリアを通って帰る。

この辺りは静かで綺麗。

天壇公園から明城壁遺跡公園でいったん返却して、ホテルまで自転車で帰った。


北京首都空港から帰国
昼前にホテルをチェックアウト。
帰りは嬉しい直行便。
しかも遠い大興空港じゃなくて、昔からある近いほうの首都空港。
地下鉄三元橋駅から空港線に乗って一駅。
それにしても、北京の地下鉄駅って、狭くてあまり綺麗じゃない。
無事、座れたけど、荷物で占拠して2席を1人で使ってる人多数。

開放的な第3ターミナルの地下鉄駅。
10年ぶりだけどなんとなく覚えてる。

地下鉄駅は古臭いけど、空港ターミナルは広々として、さすがは首都の空港。

帰国便は中国国際航空。
中国国際航空だと首都国際空港らしい。
帰国する時は、早く帰れるように、できるだけ前方通路側。

シャトルトレインでサテライトターミナルに向かう。
出国審査や手荷物検査はサテライトターミナルに着いてからだった。

フライトまで時間があるので、ラウンジを使うことにした。
Trip.comから毎年2回だったか無料で利用できるので、Trip.comで申し込むとすぐにメールでQRコードが送られてきた。


第3ターミナルの国際線ラウンジは、噴水の後ろのエレベーターで1階に下りる。

行って見てビックリ。
めちゃくちゃ狭くて、ほとんどの席が使用中!
相席なんて全然落ち着かないので、食べ物を持って出ていいか尋ねて、パンとコーラーを持ってすぐ出た。
こんなラウンジで貴重な利用券を使うんじゃなかった。

機内食はまあまあ。

直行便だけど夕方便だから帰るのが遅くなった。