
午後便だったので、ホテルでまったり過ごしてもよかったが、「黔霊山公園」が無料でパンダ🐼が見られるとわかったので、見に行くことにした。
パンダに特別見たいわけじゃなく、無料で見たぞってマウント取りたいだけ🐽
中国人の書いた攻略ガイドに「黔霊山公園」はすき間時間を埋めるのにちょうどいい観光地と書かれてあった。
地下鉄2号線と3号線を乗り継いで、地下鉄「黔霊山公園」駅下車。
駅出口を出ると目の前が公園入口の広場。

広場には飲食店と土産物店が並んでいる。

地下の美食街もあるみたい。
まともに営業しているかどうかは不明。

なんとこの公園は入場料無料である😍
しかも、入口にゲートがあるものの、実名制をやってなくて、自由に出入りができた。
工事中みたいだから今だけかもしれないけど。
パンダが無料で見れて、しかも実名制なしで自由に入れるなんて、やっぱ南にいくほど緩くなるのかな。

弘福寺
まず、山道をのぼって「弘福寺」に向かう。
野生の猿🐵がいる。

奢香夫人(約1361年 - 1396年)の像。
中国古代の彝族の傑出した女性政治家、明代貴州の彝族女性土司だそう。

人間が作った「神」なんて信じてもロクなことないと思うが、純粋に信じられる人は、ある意味、幸せなのかも😎


「弘福寺」は貴州省随一の名刹で、清の康熙11年(1672年)に建立された歴史ある禅寺らしい。

「黔南第一山」と書かれている。
"黔"は貴州省の略称で、"黔南"は文字通り「貴州の南部」を指す。

「弘福寺」は入場料が必要。
でも、たったの2元(約44円)!


中軸線上に3つの建物が建っている。

最初に「天皇殿」。
中央に弥勒菩薩像、両側に四大天王像が安置されている。

その次に「観音殿」。

観音菩薩は中国仏教の四大菩薩の一人で、慈悲と救済で知られている。
建物内は撮影禁止。

一番奥にあるのが「大雄寶殿」。

殿内中央には釈迦牟尼仏の像が、両側には文殊菩薩と普賢菩薩の像が祀られている。

壺に水が張ってあり、底には小皿が置いてある。
たぶん1角硬貨と思うが、小皿の中に入れば願いが叶うみたいな。
それにしても、現金を使わないのに、小銭を持ってるのか。

中軸線から外れた右側に「財神殿」。

財神って5人ぐらいいるみたいで、脇に説明があった。
五大財神の一つの解釈は次の通りです。王亥(華商の始祖、中)、文財神:比干(東)、范蠡(南)、武財神:関公(西)、趙公明(北)。
中国の伝統文化において、文財神と武財神は二つの独特な象徴です。これらは遠古の神話と信仰に由来し、今日まで伝わり、様々な場面や祭日で広く祭られています。
文財神は通常、穏やかな顔立ちで錦の衣をまとい、元宝や如意など富を象徴する物を持っています。その姿は富貴と尊厳に満ちており、通常、平和、繁栄、富貴の象徴と見なされています。文財神は知恵、戦略、和気生財とより関連しています。人々が文財神を祭るのは、通常、その知恵と戦略を借りて、事業での成功と富を得たいと願うからです。
武財神の姿はより威猛です。通常、鎧を身につけ、宝剣や長槍を手に持ち、威猛な表情をしています。武財神は勇気、戦闘力、武力による富の獲得とより関連しています。人々が武財神を祭るのは、通常、競争の激しい環境で、その勇気と戦闘力を借りて困難を突破し、富を勝ち取りたいと願うからです。


「財神殿」と反対の左側には「羅漢堂」がある。
中には何十体ものユニークな表情をした羅漢像が並んでいる。
撮影禁止なのが残念。

黔霊湖
山の反対側に階段を下る。

「黔霊湖」という湖があるが、天気がイマイチだし、わざわざ下ってまで見に来る必要なかった😓

「解放人民英雄紀念碑」が立っている。
地理的に、抗日戦争じゃなく、国民党との戦闘による殉職者(知らんけど)。

滑って下りれる遊具のレールか?

動物園
再び山を登って動物園へ。
動物は半分も埋まってない。
寒くて引籠もってて見えなかったかもしれないけど。
でも無料だから文句は言えない。


レッサーパンダの囲いだけど、寒いからか見当たらず。

ニシキヘビ

イグアナの一種

虎は3つのオリに数頭いた。

ライオン

棕熊(ヒグマ)

黒熊(ツキノワグマ)

鳥も飼育されている。

アヌビスヒヒ=マントヒヒの一種

豚尾猴(ブタオザル)

沖縄でも見たリスザル。

そして、パンダ館。

囲いの中には見当たらず、屋内に引き籠ってて見れないかと思った。

屋内もガラス張りでみれるようになってた。
一匹はちょうど笹を食べているところだった。

もう一匹は背中を向けて睡眠中。

麒麟洞(張学良幽閉)
日中戦争と国共内戦の時期、西安事件を起こした張学良と楊虎城の両将軍が、かつてここに幽閉されていた。

洞窟の入口。



短い通り抜けできる洞窟がある。

幽閉されていた張学良と楊虎城のパネルが展示されている。

骨とう品が展示されているが、張学良と関係があるかどうかは甚だ疑わしい😎

いまでいう「富二代」だから少し甘ちゃんだった(知らんけど)。
蒋介石に拘束されて台湾まで連れていかれて50年以上も軟禁状態にあった。
麒麟洞での幽閉期間は1941年5月から1942年2月まで約2年。
ただ、101歳まで長生きしたから、そこそこ恵まれた生活だったんだろう。
監視下で手厚く長生き・・・
これでどうして「黔霊山公園」にパンダ🐼がいるのかわかった。
パンダ🐼をみせることで、張学良の生活に思いを馳せるためなのだ😎

もう一人は楊虎城(誰それ?)
張学良と共に蒋介石を拘束して抗日を迫る「西安事件」を主導した将軍らしい。
国外に逃れたのに抗日救国のために帰国して捕まって幽閉、最終的に処刑された。
九死に一生を得たのに、のこのこ帰ってきた殺されたちょっと残念な将軍😎

檀泉

広場で剣舞をする高齢者のグループ。

チェックアウトして上海に向かうためホテルに帰る。
ラグジュアリーホテルってタクシーで送迎がデフォルトだからか、地下鉄駅から遠いのが難点。
