おまけの会社員生活

おまけの会社員生活《ハケンの品格》

五十而知天命、毎日定時退社&有給フル消化の正社員から週休5日、日給5.5万円、在宅勤務のハケン社員になりました

南京から上海への帰路は不運続き

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南京駅北広場と南広場の移動方法

​明孝陵、霊谷寺南京大虐殺記念館、紫峰大厦と行こうと思っていたところは全てまわったし、さすがに疲れたので上海に帰ろうと南京駅に向かった。

地下鉄を南京駅北側に出てしまったが、せっかく30年ぶりに来たので、まだ3時半だし、南京駅南側の様子がどんなに変わったか見に行くことにした。

ところが、チケットを買って地下鉄駅構内を通る以外、他に地下通路はない。

地下鉄係員に尋ねると無料バスが出ていると教えてくれたので、北広場に出て探すと西公交站场から出ていると書かれた看板があった。

西公交站场はこの看板の左手の高台のことである。

いつもと写真が変わっているのは、小米のバッテリーが切れそうになって、予備のSonyスマホで撮っているからである。

紫峰大厦で写真を撮った時、まだ30%ほど残っているはずなのに、急に電源が切れたのでネットに接続する時以外は使わないことにした。

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バスは頻繁に出ているようで、すぐにやってきた。

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南京駅南側は高架の自動車道が二階に繋がっていた。

兌換券が欲しい客引きがしつこくて、いちいち相手をする友人と喧嘩になったことは覚えているが、駅の様子がどうたったかは全く思い出せない。

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なんだかわけの分からない巨大なモニュメントがある。

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駅広場前に大きな玄武湖が広がっていて、向こう側に紫峰大厦が見える。

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再び、無料シャトルバスに乗って北広場に戻る。

なお、南広場側のシャトルバス発着場所は、南広場西側にある。

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上海に帰るチケットが売り切れ

預けてあったスーツケースを受け取り、上海に戻るチケットを買いに行く。

ところが、携程で検索すると二等座席はことごとく売り切れ (´ω`)

上海駅着でも上海虹橋駅着でもいいのだがどちらもない。

おまけに南京駅より南京南駅から出る高速鉄道の方が便数も多いくて取りやすそう。

2時間も後の18時34分発、上海虹橋20時35分着の一等座席(239.5元)が8席空席があったので、やむなくそのチケットを買うことにした。

二等座席より70元も高いが、スマホのバッテリー節約のため長い時間検索したくないし、紫峰大厦に無料で登れたからチャラだと思うことにした。

すぐに携程​​で予約、支払をすませ、電力を消耗しないようスマホ機内モードにしてチケット購入の列に並んだ。

スマホのチケット予約画面を表示して係員に渡し、チケットを受け取った。

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出発まで2時間もあるが、歩き疲れたのでそのまま待合室に行った。

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あまりお腹は減っていなかったが、なんか食べておいた方がいいと思いマクドに行った。

スマホ決済をすると余計なバッテリーを消耗するので現金で払った (´ω`)

待合室にはスマホの充電コーナーがある。

偶然空いているのを見つけたので、USBケーブルを取り出して充電しようとしたら、隣で先に充電していた中国人に「それ、壊れてるよ。壊れてなけりゃ空いているわけないやん。」と言われた。

確かにおっしゃる通り・・・ ​(-_-;)​

ブックオフで108円で買った『おくりびと』を読んで時間をつぶすが、読み進むにつれて以前にも読んだことがあると気づく。

但し、ありがたいことに、私の​​灰色の脳細胞は、かつて読んだことがあるという事実を思い出しただけで、ストーリーはあらかた忘れているので問題なし (-ω-)/

肩凝りからか頭が痛くなってきた。

ようやく乗車する時間になって電車に乗り込む。

二等の座席は通路を挟んで3人掛けと2人掛けのシートで、前後の座席の間隔も狭かったが、一等は通路を挟んで両サイトとも2人掛けで前後、左右ともゆったりしている。

上海虹橋駅に到着するまでに『おくりびと』を読み終えた。

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浦東空港に着いたら終電が終わってた

日曜の早朝便で帰るので、半年前に泊まった浦東の川沙にある格林豪泰酒店を予約しておいた(2,934円)。

zhizuchangle.hatenablog.com上海に着くまでに、虹橋駅からどうやってホテルに行くか考えた。

虹橋駅から川沙駅まで各駅停車の地下鉄で行くより、空港バスで虹橋からいったん浦東空港までダイレクトに行って地下鉄で戻ったほうが却って速いのではないかと思い、バスで行くことにした。

虹橋駅に着いて、インフォメーションセンターで乗り場を尋ね、「公共汽车(东)」と書かれた方向に歩いていく。

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バスターミナルまで結構歩いた。

1階の「机场一线」と書かれたところが浦東空港行きのバス乗り場。

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写真を撮っている間に追い越して行った二人組でバスが定員になった (゚д゚)!

無情にもかけられた「已满」の張り紙・・・。

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次のバスを待つことにして椅子に座っていると、小さい子供連れの乗客が2席占拠していたようで、係員からスーツケースを持ったまま急いで乗るように言われた。

ちょっとはツキが残っていたようだ (^^)/

虹橋から浦東空港まで30元。

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バスに乗っている途中で、前回の悪夢を思い出した。

それは、浦東発の地下鉄は終電がめっちゃ早いこと。

zhizuchangle.hatenablog.com

最早どうしようもないので、終電に間に合うことをひたすら祈る。

10時過ぎに第1ターミナルに到着し、地下鉄乗り場に急ぐ。

果たして、無情にも地下鉄は既に終わってた ( ノД`)シクシク…

帰国後に調べたところ广兰路往きは22時が最終だったので、ギリギリ間に合わなかったことになる。

こんなことなら素直に虹橋から地下鉄に乗ればよかった・・・。

他に方法がないので第2ターミナルに行ってタクシー待ちの列に並ぶ。

スマホ機内モードを解除し、百度地図で川沙の格林豪泰酒店の位置を表示させたら、急いで機内モードに戻す。

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タクシーに乗って、百度地図の画面を表示しながら「川沙の格林豪泰酒店」と伝えた。

このタクシーの運転手が久々に遭遇したスピード狂で、スピードは出すわ、車列を変えまくるわで高速道路を走っている間、生きた心地がしなかった。

ホテルに着く直前に機内モードを解除して、微信で76元払った。

時刻はすでに10時35分であった。

素直に地下鉄に乗ってたら僅か7元ですんだのが、バス代とタクシー代で10倍以上の106元もかかってしまった ( ノД`)シクシク…

でもこれで一件落着ではなかったよ。

予約したホテルを間違えていた

チェックイン手続きしようと、フロントで予約確認書とパスポートを渡した。

すると予約確認書を見て「この予約はここのホテルじゃない」と言われた (゚д゚)!

同じ系列ホテルだけど「鎮」の住所が違うから別のブランチだって。

確かに予約確認書に書かれた住所とタクシーに乗るとき表示した百度地図の住所が違ってる!

予約確認書に書かれたホテルの場所を百度地図で確認しようと思ったが、予約確認書の住所は英語で書かれているので漢字名称がわからない。

agodaの予約確認書はホテル名も住所も英語表示だから使えねー!とagodaに八つ当たりしたい気分だ。

正に、雪上加霜、祸不单行とはこのこと。

スマホのバッテリーが気になって焦るし、あまりの不運続きに気は動転して、もはや思考停止しそう。

時間も遅いし、予約した宿泊費が無駄になるが、いっそこのホテルに泊まろうと思う。

私「今晩空き部屋はある?」

フロント「ここは外賓は泊められない。」

私「半年くらい前に泊まったけど?」

フロント「最近内賓専用に変わった。」

とことんツイテない・・・ (´ω`)

さすがに困った様子を見かねて、予約確認書に書かれた電話番号を元にホテルの住所をスタッフが自分のスマホで調べてくれた。

予約したホテルの住所は、以前泊まった室内にむき出しの便器がある景悦99客栈江镇店の近くだった。

すぐに住所を自分のスマホに入力して、ホテルを百度地図にマーキングした。

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「ここからタクシーで30元くらいの距離だよ」、「ホテル前の道路でタクシーがつかまるよ」と言われ、路上でタクシーを捕まえることにしたが全然通らない。

こりゃあかんわと思い、スマホ機内モードを解除し、百度地図で行先のホテルを指定して滴滴出行でタクシーを呼んだ。

すぐに電話がかかってきたが集中力が切れて何を言ってるか聞き取れず「格林豪泰酒店の前にいるから」と繰り返し話した。

迎えに来る車がどこを走っているか表示されるのでとりあえず一安心。

ほどなくしてメータがついてない白タクがやってきた。

さっきのスピード狂の運転手と違って、彼女か奥さんかわからないが、スマホで話しながら運転するのでイライラするくらい遅い。

ホテルに到着して、滴滴出行で予約時に表示された26元を微信で支払った。

時刻はちょうど11時を回ったところだった。

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ここまでくればマホの電源が切れてももう大丈夫。

明日は7時55分のフライトなので6時には空港に着きたい。

フロントに空港への送迎を頼んだ。

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空港まで約15分かかるというので、5時半のバスを申し込もうと思ったら、5時が一番早というので5時の送迎を申し込んだ。

今晩は4時間ぐらいしか眠れない・・・。

一日中歩き回って汗まみれになったのでシャワーを浴びた。

南方航空が第2ターミナルから出発することを調べ、ついでにオンラインチェックインで前の方の座席を指定して、ようやくベッドに入った。 

部屋にペットボトルはなかったが、南京のホテルのペットボトルをスーツケースに入れておいたのが役にたった。

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本当に今日は踏んだり蹴ったりの半日だった。

やっぱりスマホのバッテリーが午前中だけで急減したのが痛かった。

いつバッテリーがなくなるか不安で、時刻表や地図をゆっくり検索できなかった。

最近、バッテリーの消耗が早いと思いつつ、小米MAX2を購入したにも関わらず、アプリを入れ替えるのが面倒でいつまでも小米MAXを使い続けていたツケが回った。

南京で行く場所を詰め込み過ぎて上海に帰るのが遅くなってしまったことも響いた。

とどめは前に泊ったホテルを予約したつもりでいたことだけど・・・。

空港で久々の手荷物検査

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翌日、久しぶりに関空で手荷物検査で止められた。

若い検査官がスタンプで埋め尽くされた私のパスポートを見て、いつものように「お仕事ですか?」と聞いてきたので、これまたいつものように「すべて遊びで~す」と答えるとスーツケースを入念にチェックされた。

「遊びでこんなに海外に行きまくりやがって」とでも思ったのか、汚れた衣類を入れた袋にも手を入れて徹底的に調べていた。

スーツケースを調べたあとは、カバンも念入りに調べられた。

中国帰りで税関に引っかかるようなものなんか持ってるわけないっちゅうの (-ω-)/

タイ帰りのときは無申告でタイ米を持って入るけど。

 

過去最高の4,144キロカロリーを消化した!

体脂肪率も14%台から13%台に下がった!

  1. 2018/07/15 4,144カロリー 南京ハイキング
  2. 2018/03/09 3,669カロリー 香港大美督サイクリング
  3. 2018/05/19 3,560カロリー 台北象山ハイキング
  4. 2018/04/15 3,436カロリー 旗津島サイクリング 

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明孝陵、霊谷寺、大虐殺記念館、紫峰大厦(南京)

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6時過ぎに起きた。

若い時は朝なかなか起きれなかったのに、今は7時前には目が覚める。

南京駅で荷物を預ける

南京に来るのは29年11ヶ月ぶりだ。

駅の周辺がどんなに変わったのか見たくて、南京駅から帰ることにした。

ホテルに荷物を預けると取りに戻るが面倒なので、駅で預けることにした。

高速鉄道は北広場と書かれていたので、駅の北側に出た。  

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ところが、荷物預かり所が見つからない。

地階にも1階の切符売り場付近にも見当たらない。

東側に長距離バス乗り場があって、そこならあるかもと思って歩いて行っていると、長距離バス乗り場の建物の右側に「寄存」と書かれた店があった。

見つからなかったら南広場まで行かないとダメかと思った。 

午後4時ぐらいまで預かってもらうことにして支付宝で20元を払う。

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明孝陵

チケット売り場

地下鉄1号線と2号線を乗り継いで苜蓿园駅で下り、出口を出たところでチケットが売られていた。

明孝陵(75元)、音楽台(10元)、灵谷寺(35元)、美龄宫(30元)がセットになったものが100元、電動カートの乗車切符が10元、一日乗り放題パスが50元で売られていた。

30年前は孫中山記念館、灵谷寺、明孝陵と回ったが、もう一度、明孝陵を見たいと思っていた。

明孝陵だけなら電動カートに乗らなくても歩いて行けると思ったので、チケットは買わずに先に進んだ。

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天気がいいので、緑がとても美しい。

いつもはホテルのタオルを借りてくるが、今日は上海に帰るので、日本からタオルを持ってきた。

有备无患、未雨绸缪である。

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しばらく進むと明孝陵のチケット売り場があったので、支付宝で75元を払って中に入った。

四方城

遊歩道を20分ほど歩いて四方城に到着。 

明永楽十一年(1413円)建造。建築物の平面が正方形で、屋根が壊されたので「四方城」と言う。

屋根が壊されたとは説明に書いてあったのを書き写したのだが、屋根あるじゃん?

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 中には明成祖朱棣(永楽帝)が書いた碑文がある。  

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石象路神道

四方城の西に、615メートルの石の動物像が並ぶ石象路神道がある。

石像は同じ動物が座って向き合ったもの、立って向き合ったものの順番で規則正しく並んでいる。

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獅子、獬豸(かいち)、駱駝、象、麒麟、馬と6種類、24体の石像がある。 

獬豸は神獣で人が争った場合に正しくないほうを角でつくことから「正直で人に迎合しない」意がある。駱駝は国力の強さと隆盛を誇示し、国家が繁栄していることを表す。麒麟は皇帝が人徳を施して初めて現れる吉祥物で皇帝陵墓にだけ置かれる。

30年前は学生だったので、麒麟と獅子と馬に乗って写真を撮ったが、さすがに今はしない。

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翁仲路神道 

続いて翁仲路神道という、二対の武将、二対の文官が並ぶ250メートルの翁仲路神道がある。 

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孫権の墓はしょぼかった

石象路神道の象の石像の近くに三国時代の呉を建国した孫権の墓がある。

といっても、明らかに最近作られたちゃちな石碑で、この山に埋葬されたと伝えられるがもう墓の跡も見つからないと横に置かれた説明書きに書かれていた。

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少し奥に行くと、孫権の石像と記念館があった。

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記念館は無料で、孫権の生涯をまとめた展示がされている。

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孝陵の陵墓

翁仲路神道の先に金水桥があり、ここから陵墓の建築群が続いている。

地下鉄出口のチケット売り場から明孝陵往きの電動カートに乗った場合は、金水橋近くまで送ってくれるのだと思われる。

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「文武方門」は孝陵の陵墓の一番最初の門。

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宣統元年(1909年)に明孝陵を保護するため、日本語、ドイツ語、イタリア語、英語、フランス語、ロシア語の六か国語で彫られた「特別告示」碑がある。

日本語が一番上に書かれているのは、日本人が最も野蛮でモノを壊したり盗んだりするからである (-ω-)/ 

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酸性雨のせいか碑文が汚れてて判読しづらい。

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続く建物が碑殿で、1699年に康熙帝が南巡した際に書いた「治隆唐宋」の碑がある。

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「明楼」は孝陵で初めて作られた建築形式で、陵墓で最も高い。南に3つの門、東西北に1つの門がある。床は焼きレンガが敷き詰められ、屋根は瑠璃瓦が敷かれている。屋根は清代に戦争で焼かれたが、2008年に修復した。

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昨年は瀋陽の清昭陵を見に行ったが、歴史のある巨大な遺跡を見るとワクワクする。

残念ながら、こういった歴史的な巨大な観光スポットは台湾にはない。

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明楼の中に、明代に作られた陵墓が一つ一つ紹介されていた。

北京にある明十三陵が有名だが、他の都市も含めて全部で19陵あるらしい。

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清昭陵と同じく、埋葬されたのは一番最後の建物の後ろの山ということらしい。

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電動カートで移動

金水橋まで戻り、折角来たのだし、まだ10時なので、霊谷寺に行くことにした。

30年前の日記に以下のように書いてあり、高所好きの私としては、もう一度登りたくなったのだ。

霊谷寺にあった塔からの眺めはとてもよかった。また中山陵は訪れる人も少なくてゆっくりと参観できた。明孝陵の近くには北京の十三陵の時のような石の動物がたくさんあった。僕はそこでボッタクラレメノウを落としてしまったらしく、帰りにはなくなっていた。

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金水橋前のチケット売り場では、中山陵往き、地下鉄駅往き、美齢宮往きのチケットしか売っていなかった。

中山陵から歩けばいいかと思って、中山陵往きのチケットを購入した(10元)。

ところが乗り場はここではなく、東に歩いて門の外の一般道に出ないといけなかった。

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一般道路の脇にもチケット売り場があって、こちらには霊谷寺往きのチケット売り場があった。

というか、さっき買う時にも言われたのだが、なんか面倒くさくて中山陵往きを買ってしまったのだ。

それで、やっぱり余計に歩くのは嫌なので、さきほどかった中山陵往きのチケットを見せて、霊谷寺往きのチケットに換えてもらった (^^ゞ 

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霊谷寺までは結構な距離があったので、中山陵往きに乗らなくてよかった。

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霊谷寺

霊谷寺の入場料は35元。

最初に100元のセットを買った方が10元お得だった (-_-;)

国民革命軍戦士の墓

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「無梁殿」は霊谷寺に現存する唯一の明代建築である。レンガのアーチ構造で梁(ハリ)がないのでその名が付いた。

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せっかくの建物が、辛亥革命蝋人形館という訳の分からん展示場になっている。

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無梁殿を抜けた先に芝生の広場があり、その先に目指す霊谷塔が見えた。

ショートカットをしようと広場を突っ切っていったら、その先は高台になってて登れず、急がば回れということだった。

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霊谷寺は入る価値無

ショートカットを諦めて書かれたコース通りに進むと霊谷寺があった。

中に入ったが、特に見るべきものはない。

帰り道はこちらと書かれた方向に進むと、土産物店に誘導されるようになっている。

金儲けに走る世俗にまみれた寺だった。

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霊谷塔はすっごいイイ!

そして30年前に眺めがいいと書かれていた霊谷塔に到着。

30年前のことなので、登れなくなっているかもと思ったが、心配ご無用今でも登れた。

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塔は9層で、上り下りとも一つの階段しかない。

幸い、人はそんなに多くなかった。

上からの眺めは最高である!

今回の観光スポットの中で一番来てよかった。

ガラスで遮られた600メートルの高層ビルに登るより、もたれたら倒れるかもしれないむき出しの手すりの塔の方がよっぽどスリルがある。 

写真にしたら全然伝わらないのが残念。

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「松風閣」はアメリカ人設計士により1933年に完成した。元々は革命戦士の遺品を陳列していたが、新中国成立後、売店に変わった。

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巴西烤肉饭

霊谷寺をでて、先ほどの電動カート乗り場まで戻って昼ごはんを食べることにした。

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ブラジル焼肉飯の写真が美味しそうだったので注文した(30元)。

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なぜブラジルかは分からないが、出てきたのは中華風カレーだった。

味はまあまあだが、お腹が空いていたので完食。

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202番バスで地下鉄駅へ

電動カート乗り場で、地下鉄へ行くチケットを買おうとしたら、バス乗り場が向こうにあると指をさされた。

ちょうどバスが入ってきていて、人が乗り込んでいたので、乗り遅れたら大変とよく見もせずに急いで乗り込んだら、座席の上に荷物が置いてある。

観光バスに乗り込んでしまったらしく、すぐ気づいて急いで降りたが恥ずかしかった。

少し離れたところに、霊谷寺公園と書かれた202路のバス停があった。

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まもなくしてバスが来たが、支付宝に入れた金陵カードは使えなかったので、現金で2元を払った。

1駅だけ乗って、霊谷寺路駅で下りる。

少し歩くとMOBIKEがあったので、600メートルほどだが地下鉄の钟灵街站までMOBIKEに乗っていった。

なお、MOBIKEは7月からデポジットが不要になっている。

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大虐殺記念館

地下鉄2号線で、云锦路駅下車。

元々、南京に行こうと思ったのは、南京大虐殺記念館を見に行こうと思ったからだ。

30年前、鄭州から南京に着いた時、私のお腹は絶不調で一日寝込んでしまった。

少林寺の達磨洞の帰りに友人と一緒に野糞をしようとしたが、私は羞恥心から💩が出てこなかったのが原因である。

私が寝込んでいる間に、友人は大虐殺記念館に行き、私は行けなかったのが、ずっと心残りになっていた。

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まずは大虐殺で亡くなった人の写真が飾られている。

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結論からいうと、南京大虐殺記念館は人が多すぎ。

人が多すぎて展示がゆっくり見られない。

ゆっくり見たいなら瀋陽の九・一八博物館の方がいい。

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日中の戦力の比較をしたもの。

前事不忘,后事之师

過去を教訓にして、日本やアメリカに負けない軍事力を備えることが、他国からの侵略や干渉を防ぐことができるってこと。

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日本軍の南京入城の様子。

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 南京城の下で虐殺した死体を前に記念撮影する日本兵

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有名な百人斬りの記事。

この写真の下には日本刀が飾られていた。

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不謹慎だが、下の写真を見て思ったこと。

なんで上着は来てるのに下半身裸なの? 

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万人坑遗址には発掘された当時の人骨(本物?)が展示されている。

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いい加減、見るのに飽きてきたが、「三个必胜纪念馆」にも行ってみる。

さすが中国と思ったのが、「必勝記念館は無料です。ダフ屋(黄牛)に注意!」と書かれていたこと (-_-;)

三つの必勝とは、「正义,和平,人民」だそうである。

全くの嘘っぱっちで、「勝てば官軍、勝てば正義」が真理である。

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ヘルメットとか、従軍ラッパ、水筒などの展示があったが、もはや興味なし。

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下の写真は興味深い。

すなわち、中国の最高指導者と日本の総理が一緒に写っているが、最後の写真だけ、本来であれば一緒に写っているべきアホノミクス総理の姿がない

意図してアホノミクス総理と一緒でない写真を掲げているに違いない。

お腹を下してトイレに行っている間に撮ったのではあるまい www

中共通していることは、時代が下るにつれて政治家が小粒になっていくこと。

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紫峰大厦

紫峰大厦は450メートルの高さで、南京で一番、Wikipediaによれば世界20番目の高さの建築物である。

もう歩き疲れたし、このまま南京駅に行こうかと思ったが、地下鉄で南京駅に行く途中だし、登らなくても近くで見るだけでもと思い、鼓楼駅で下車した。

駅の出口を出るとすぐ目の前だったので、ブログで高層ビルディングに登った記録をつけ始めたこともあり、やはり上ることにした。

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インターコンチネンタルに入って、サービスデスクで展望フロアへの行き方を尋ねると表に出て右手にあると言われた。

右手に進むと地階に下りる階段があり、そこでもう一度尋ねると、そこが展望フロアへ行くエレベータ乗り場だった。

そして、百度百科には入場料は80元と書かれていたのに無料だった (^^)/

エレベータに乗る前に、氏名と電話番号を口頭で伝えるだけでよかった。

右手に見えるのが玄武湖で、湖の向こうに南京駅が見える。

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午前中にいった明孝陵の方向。

南京は土地勘がないので、風景をみてもよくわからない。

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展望フロアといいつつ、マンションの販売会場になっていた。

景色を見るには植木や展示の間をすり抜けて窓ガラスに近づかないといけない。

しかも360度展望できるわけじゃないし、ガラスは汚れてた。

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いずれにせよ、行こうと思っていたところは全て見て回れた。

ここまでは全て順調に進んでいた。 

zhizuchangle.hatenablog.com

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中国銀行のトークン交換に上海へ

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去年11月にバーゲンセールで購入した南方航空の上海往復チケット(21,270円)で連休を利用して上海と南京に行ってきた。

最近は春秋航空のバーゲンがすっかり高くて買う価値がなくなったので、気軽に週末ド短期旅行ができなくなった。 

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中国銀行トークン交換

一週間前に、中国銀行のネットバンクで振込みをしようとして、トークンの電池がなくなったのか、液晶が表示されないことに気付いた。

それで新しいトークンをもらいに中国銀行の支店に行かなければならなくなった。

中国の銀行は土日も開いている支店があるが、全ての支店が開いているわけではない。

最初は世紀大道駅に近い浦东支行に行こうと思ったが、暑い中を歩くのを想像すると嫌になって、とりえず上海駅に行ってから、近くの支店を探すことにした。

地下鉄で行く方が安いが、座りたいので空港バス5番に乗って上海駅へ(22元)。

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百度地図で探すと、恒丰路支行が一番近いが土日休業と表示されていた。

仕方がないので、地下鉄で一駅隣の汉中路駅に移動して、汉中路支行に行った。

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外から見た感じでは閉まっているのではと不安になったが、ちゃんと営業していた。

他に客はおらず、すぐに手続きをして新しいトークンを発行してくれた。

必要なのは、パスポートとキャッシュカード、古いトークンも一応持って行った。

わざわざ浦东支行に行かず、直接、上海駅に行くことにしてよかった。

財布の中に300元しかなかったので、念のため200元だけお金もおろした。

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南京行き高速鉄道チケットを購入

再び、地下鉄で上海駅に戻って、南京行きの高速鉄道のチケットを買う。

前回来た時、ダラダラして結局南京に行かなかったので、今回は行かざるをえないよう南京のホテルを予約しておいた。

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窓口でチケットの有無を尋ねて時間をとるのは後ろの人の迷惑になるので、携程アプリで予約、支払を済ませてから列に並ぶ (-ω-)/

南京駅でも南京南駅でもどちらでもいいので、2等でチケットが取れる一番早い便を調べて、16時52分発、南京南駅18時52分着の3人掛けの窓側の座席をとった。(144.5元)。

窓口では、携程の予約完了画面を開いたままスマホとパスポートを渡せばいい。

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大娘水饺で昼食

出発まで1時間あるので昼ごはんを食べることにした。

上海では大娘水饺という水餃子が好きでよく食べる。

チケット売り場の通りの向かいにあったのでセット(32.50元)を食べた。

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食べ終わると上海駅に行き、車内で食べようとパンとジュースを購入(11元)。 

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乗車するG7222番は合肥行きで8番待合室。

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南京宜必思酒店(南京)

中華IT最新事情」というお気に入りのブログで南京はアプリ決済が進んでいると書かれているので、地下鉄でも使えるかと思って、支付宝に南京市の交通カード「金陵卡」をインストールしておいた。 

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でも地下鉄は通常のカードタイプしか使えないし、バスも一部の路線だけしか使えないようだった。

そのため、地下鉄に乗るたびに乗車コインを買わねばならず、台湾や上海などよく行く都市では交通カードを使っているのでとても不便に感じた。

おまけに、外国人&中高年者である私以上に買うのが遅くてストレスがたまる (-_-;)

私の前の若者が、自分の番が来てボタンを押してから、カバンから財布を取りだし始めたのでイラッときた。

日本だったら後ろに並んだ人から舌打ちの嵐間違いなし。

ホテルは南京南駅から地下鉄1号線で张府园駅下車、徒歩10分ほどの南京宜必思酒店(4,364円)。

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冷蔵庫がなかったが、コンパクトにまとまった小奇麗な部屋で満足。

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夫子庙

南京に着く時間が早かったら紫峰大厦という南京で一番高いビルに登って日没の景色が見たかったのだが、もう8時前だったのであきらめて、夫子庙に行くことにした。

夫子庙孔子を祭ってある廟で、周辺が上海の豫園のような観光地になっている。

30年前は『地球の歩き方』には書かれてなかったと思うので、経済発展してから観光地化されたんじゃなかろうか。 

南京宜必思酒店を予約したのは、夫子庙まで歩いていけるからだ。

行く途中、中国ではよく見られる景色だが、百貨店前の広場で中高年女性によるダンスが行われていた。

服の色と言い、スカートの丈といい、恐ろしすぎる (゚д゚)!

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気を取り直して、夫子庙に到着。

建物がライトアップされていてとても綺麗だ。

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河には遊覧船が出ていてたくさんの人が行列待ちをしていた。

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あちこちの店で蟹の湯包が売られていたので、2個注文して食べてみた(40元)。

ストローを挿して中の汁を飲むのだが、挿して飲むほど肉汁たっぷりじゃなかった。

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下の建物では科挙に関する展示がされていたが、入場料がなんと50元!

中国の観光地の入場料は高すぎ!

抗日記念館はどこも無料なのに・・・。

あまり興味がないので入らず。

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せっかくきたので、孔子廟には入ることにした(30元)。

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まあ、同じ30元を使うなら、買い食いでもした方がずっと有意義かもしれない。 

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甕の中にコインを落として、小皿に乗ったら小皿に書かれている願い事が叶う。

ある甕には硬貨の中で一番高い「1元」と書かれていた。

賽銭まで金額を指定しているのには興ざめだ。

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2時間近くも歩きまくって疲れたのでホテルに帰った。

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シェアバイクで帰りたかったが、見つからず歩いて帰る。

南京ではシンセンのようにシェアバイクが野放図に停められている光景を見なかったな。