台東に行ったら訪れようと思っていたのが三仙台跨海歩橋、特徴的な橋が小島に続いている。
あいにくの曇り空で、台東は暖かいだろうと思っていたら肌寒く、ジーンズにパーカーを着て、念のためにダウンジャケットも持って行く。
三仙台の行き方
三仙台に行くには、台湾好行の東部海岸線(8101)を利用する。
便数が少なくて、平日は5便、週末でも6便しか出ていないので、一番早い7時20分のバスで行くことにする。
バスターミナル(轉運站)から三仙台まで現金で片道202元かかる。
一日チケットなら299元なので、往復するなら一日チケットを買った方が100元以上お得だ。
一日チケットはバスの中で購入できる。
バスターミナル(轉運站)の4番乗り場に行く。
大型バスじゃなくてマイクロバスで、乗客は私と欧米人の二人だけ。
台東駅から年配の台湾人が乗り込んできて、欧米人は途中の漁港で下り、終点の三仙台まで二人だけだった。
三仙台跨海歩橋
三仙台のバス停で下車すると、バスに乗っていた年配の台湾人に声をかけられた。
彼は呉さんといって、二週間おきに三仙台でボランティアガイドをやっているそうで、私を案内してあげると言ってくれた。
途中で4人連れの台湾人一家も加わって、呉さんの案内を聞きながら進んでいく。
三仙台は火山岩でできていて、波風の浸食によって洞窟やトンネルができている。
両脇に生い茂った樹木を見ると野生のパイナップルがいっぱいなっていた。
よく見ると微妙に違うので後で調べたら、パイナップルではなくて、アダンというまったく別の植物らしい。
あちこちに実がなっている。
ときおり小雨がぱらつく天気だが、橋の上は風が強くて傘が役に立たない。
使い捨てのレインコートを持ってきていたので、かぶっていたら強風ですぐに破れてしまった。
レインコートは売店でも20元で売っていた。
こちらは本土側。
三仙台の離れ小島は、昔は阿美族が羊を放牧していたそうだが、今は一匹もいない。
ここもアダンの木がたくさん茂っている。
波風の浸食で岩に穴があいている。
合歓洞で毒蛇とヤシガニを発見!
木でできた遊歩道の終点から右側に海岸沿いに進むと合歓洞という洞窟がある。
ガイドの呉さんがいなかったら、気付かずに遊歩道の終点で引き返してしまっていただろう。
島にも蛇はいるのか呉さんに聞いた直後に、階段で蛇の死骸を発見!
呉さんによると毒蛇だと言っていた。
まだこんなうすら寒い季節なのにもう蛇が出てきているとは。
灯台に登った帰りに同じ場所を見ると、でっかいヤシガニがいた。
蛇のお腹が食いちぎられていたのはヤシガニが食べたのかもしれない。
合歓洞の洞窟。
中は真っ暗で、スマホの明かりをつけて進む。
反対側の海岸に出られるようになっている。
灯台に登る
合歓洞から引き返して灯台に登る。
ところどころに台湾百合が咲いている。
5月ごろになるともっとあちこちで咲いているそうだ。
岩山を登ると小さな灯台があった。
そばのソーラーパネルは吹き飛んだのか土台しかなかったので点かないのかも。
灯台から眺めた島の東端。
呉さんは波の音を聞いていたら時間がたつのを忘れると言っていた。
呉さんに限らず、台湾の人って景色などを見た時にとても感動しやすいなと思うことがよくあるが、私よりずっと純粋なんだろうな。
引き返すころにはまた雨風が強くなってきた。
橋の上は横殴りの風が吹いていてジーンズがぐしょぐしょになった (´ω`)
バスの時間までしばらくあったので売店で鮮魚湯(100元)を食べる。
呉さんはお弁当を持ってきていて、ゆでた落花生を勧められたが、炒ったのは好きだけど、ゆでたのは苦手。
それとハイビスカスのすっぱい漬物みたいなのをもらった。
ハイビスカスが食べられるなんて知らなかった。
三仙台でたっぷり3時間観光をして、12時のバスに乗る。
今度のバスは大型バスだったけれど、乗客は私一人だけだった。
せっかく来たので路線沿いにある阿美民族中心に行くことにする。