「一點點」と「垚燚一點點」
梧桐山から帰って汗をかいて気持ちが悪いのでいったんホテルに戻り、シャワーを浴びて服を着替えてから何か食べるものを買いに行く。
今から食べると友達との晩ご飯で食べれなくなると思いなおし、ドリンクで我慢することにした。
ホテルの玄関の反対側に行くと、昨日東門で探し回った布丁牛奶を売っている「一點點」という店があった。
ちなみに右の店は「鼎泰豐」ではなく「鼎泰隆」という湯包のお店。
布丁奶茶を買おうと思ったら、昨日の東門の店では大杯が14元だったのに、ここでは21元と書かれていた。
同じ店なのになんで・・・。
昨日の店は「一點點」ではなく「垚燚一點點」となっていて看板の字体も違う。
垚燚って一度も見たことがない漢字だが yáoyìtと読むらしい。
「一點點」のカウンター右はしに「一點點こそがホンモノ!」と書かれた立掛けが置いてあった。
「一點點」が台湾資本のホンモノで、「垚燚一點點」が山寨版(ばったもん)ということらしい。
まあ、本家だろうがバッタモンだろうが美味しくて安ければいいんだけど。
布丁奶茶は高いので、珍珠奶茶(13元)を頼んだ。
この珍珠奶茶はタピオカが小さくて飲みやすかった。
求人の張り紙がしてあって、バイトなら時給20.5元(約300円)、社員なら社会保険もあって月給3,600元(約54,000円)からと書かれてある。
深圳の最低賃金は2018年8月から2,200元らしい。
珍珠奶茶を飲みながら、ホテルが入ってるビルのショッピングフロアを見て回る。
山登りをして足がだるかったので、QRコード支払のマッサージチェアを試してみた。
マッサージチェアの右側のQRコードを支付宝で読み取ると、スマホにコースが表示されたので、20分で15元を選択して支付宝で支払った。
疲れていたのでとても気持ちがよかった。
1人カラオケや、全面ガラス張りのカットハウスなどもあったので今度試してみたい。
联通でパスポート情報更新
5時半に罗湖で会う約束をしていたので、4時半まで部屋で昼寝する。
4時半になったので出かけようとして、ふとGWに大連で聯通のパスポート情報を更新できなかったことを思い出した。
私の聯通のSIMカードは2007年頃に深圳で作ったものだが、外国人は購入した省以外では更新できないらしいのだ。
2010年にパスポートを更新したときも、上海でSIMカードの情報を更新してもらおうとしてできず、今回同様、深圳に行った際に更新してもらった。
友達に少し遅れると連絡して急いで東門の联通营业厅に行く。
10年前もここで更新してもらったし、買ったのもここじゃなかったかな。
新旧のパスポートを出して、自分の携帯番号を伝える。
10分ほどで処理が終わり、タブレット上にサインをして完了。
これでパスポート更新に係る処理で残っているのは、タイのバンコク銀行とAISのSIMカードの情報更新のみだ。
汕头八合里海记牛肉店
罗湖で会う約束をしていたが、国贸で食べる予定だというので地下鉄の国贸駅で待ち合わせることになった。
国贸駅に着いて、何番出口に向かえばいいか尋ねて歩きだしたら、友達もどうやら同じ電車に乗っていたらしくすぐそばに立っていた。
会うのは3、4年ぶりだと思う。
2010年に安徽省から深圳に出てきたと言っていたので、知り合ってもう10年近くになるわけだ。
こんなに長く繋がっているのも不思議な縁だ。
何が食べたいと聞かれたので、和食以外と言うと「汕头八合里海记牛肉店」という牛肉火鍋の店に連れて行ってくれた。
汕头というのは中国で牛肉の有名な所らしい。
タレは、よくわからないので、ニンニクに葱、唐辛子など適当に入れた。
メニューを見てもわからないので、適当に注文してもらった。
牛肉が4皿と白菜を頼んで、全然足りないんじゃないかと思ったが、出汁の中に牛筋も入っていて、私は昼ご飯を食べてないのにお腹いっぱいになってしまった。
私は牛肉よりは刷羊肉のほうが好きだな。
久しぶりに会ったので話が弾んだ。
彼は田舎に住む両親とお金を出し合って、両親のために田舎に150万元で家を建ててあげたそうだ。
オンライン中国語の先生もそうだけど、中国人って血縁関係の繋がりが強いし、とても親孝行だと思う。
日本円にしたら2,000万円相当、しかもキャッシュで買ったと言っていた。
彼がそのうちいくら出したのかは知らないが、どうやってそんなに貯めたのだろう。
一方で、日本に一番行ってみたいけれど日本旅行は高いと言っていた。
大阪は深圳より大都市かと聞かれたが、大阪は深圳みたいな高層ビルが立ち並ぶ大都会じゃないけど。
香港のデモについては、香港の若者が騒ぎを引き起こしている(闹事儿)から、中国人はみんな香港に行きたくない、香港人は中国人を見下している(看不起)と言っていた。
まさしく下の記事に書かれているような感じらしい。
街では「CHINAZI」と書かれた看板やポスターを見かけるようになった。中国とナチスをかけ合わせた造語だ。デモの際の「私たちは中国人ではない」というスローガンも定着しており、若者は自分たちと本土の中国人を区別するのが当たり前になっている。
中国本土に住む人たちは主にSNS(交流サイト)を通じ、こうした香港の情報に触れている。快く思うはずがない。SNSでだれかが「香港人をどう思うか」と問いかけると、たちまち「傲慢だ」「大陸の人間をばかにしている」などの書き込みであふれる。
香港の域内総生産(GDP)は1997年の返還時に中国のおよそ18%に相当した。中国本土の人にとって、香港人は自分たちの手に届かない豊かさを手に入れた「特別な人たち」だった。
いまは違う。急速な経済発展で、香港のGDPはもはや中国の3%に満たない。北京や上海、深圳の経済規模はすでに香港を上回った。経済的には何の引け目も感じないほど豊かになったのに、香港人はなぜあんなに偉そうなのか――。中国本土で広がる「嫌香港」とも呼べる感情の背後には、そんな思いがある。
私自身もそうだが、50代以上の日本人も、日本がアジアでダントツの経済大国だった一方、中国人は貧しくて汚くて無作法だったことを記憶している世代なので、いまだに見下す意識が残っているような気がする。
実際には、1990年から30年近く日本は停滞(相対的に言えば衰退)、中国は猛烈なスピードで経済発展を果たしたわけだけど。
お腹がいっぱいになったし、私は明日5時半に起きないといけないので、8時過ぎにお開きにした。
二人で166元と予定していたよりずっと安くすんだ。
払うのは年長者で一応まだ金持ちの日本人の私である。
次回の旅行のための備忘
深圳通(38.15元)