今回の旅行のもう一つの目的である梧桐山に登る。
梧桐山は羅湖の東にある大梧桐と小梧桐からなる900mほどの山で、深圳市民の格好のハイキングコースになっているらしい。
先週は太魯閣峡谷の錐麓古道を歩き、今週は深圳で梧桐山に登って、とても健康的な週末の過ごし方である。
ホテルのミネラルウォーター、タオル、帽子を持って、日焼け止めを顔と腕に塗って出かける。
凌雲道から登る
朝食は肉まんと豆漿(5元)を買ってバス停で食べながらバスを待つ。
103番のバスで「長嶺」まで行く(2元)。
仙桐体育公园を目指して広い道路を上がっていく。
テレビ塔があるのが最初に目指す小梧桐の山頂だ。
途中で道が2つに分かれていて、下の看板がある右手の道をさらに500mほど登っていくと目指す凌雲道の入口がある。
梧桐山に登るルートはたくさんあるらしいがこのルートを選んだのは急勾配の階段が延々と続いていてとてもキツイとかかれていたからである。
当初はなだらから階段が続いている。
だんだんと勾配が急になってくる。
さらに急こう配になってくる。
生半可な角度ではない上に、途中で踊り場がないので、転げ落ちたら大怪我をするか、運が悪ければ死んでしまいそう。
息が切れそうになるが休まずに登り続ける。
Amazonミュージックでダウンロードしてきた森高千里のシングルメドレーをポケットに入れたスマホで大音量でかけながら登る。
ハイキングのときに森高千里の音楽はよく合う。
小梧桐
私よりずっと若い中国人をどんどん追い越していく。
小梧桐のテレビ塔に着くまで20人以上追い越した。
結局、休憩らしい休憩は1度も取らず、息を整えたくらいで、8時に麓を出発して9時前に小梧桐の頂上に着いた。
中央に地王大厦と京基100が見える。
山頂には売店があったが閉まっていた。
小梧桐の頂上にはテレビ塔があって数匹の野良犬(?)がたむろしていた。
トイレもあっで、壁のないニイハオトイレではなかった。
冷たい水道の水でタオルを濡らしてしばらく日陰で休んだ。
梧桐山北路と書かれたほうに進むと大きな広場があった。
広場を横切ると、さきほどのテレビ塔に続く車道に出たので、掃除をしていた人に大梧桐にはどう行くのか尋ねると、車道を下って途中にある凤凰台から右手に登るといいと言われた。
その時は車道を通らないと行けないのかと思って、言われたとおりに車道を下って行ったが、トイレ横の道を進めば遊歩道を伝って大梧桐に行けたのだと思う。
広場の端にある「梧桐山风景区山顶管理站」と書かれた建物の脇の道を下っていく。
凤凰台
車道を歩いて下りていくと凤凰台がある。
売店があったので、途中で食べようと落花生(10元)を購入。
裏手にある塔にのぼると小梧桐先ほどのテレビ党が見える。
山の北側の龙岗地区が見渡せる。
といっても土地勘がないのでよくわからない。
大梧桐
凤凰台から右手の大梧桐に登る道をしばらく進むと、休憩処があった。
休憩処右手に遊歩道があり、やはり小梧桐から続いていたんだと思う (´ω`)
休憩処左手には大梧桐に続く遊歩道が続いている。
車道はなだらかで初心者向きだが、遊歩道を歩く方が断然楽しいので遊歩道を歩く。
なだらかな道が続くので余裕だなと思っていた。
栖凤亭という東屋があった。
栖凤亭からは南側の盐田区と海が見える。
もう楽勝と思っていたが栖凤亭を過ぎると、山の中をずっと階段が続いているのが見えた (゚д゚)!
もう終わりかと思っていたのに・・・。
なぜかみんな右側の階段を登っているので、「入乡随俗」で右側を登る。
ここでも中国の若者をガンガン追い抜いていく。
登り切ったら頂上かと思ったらただの踊り場だった・・・。
これでもかというくらい階段が続く。
振り返るとこんな急こう配。
こんなところに山楂糖葫芦(3元)が売っていた。
よっぽど疲れていたのだろうか、微信のつもりがLINEでQRコードをスキャンしていて、なぜ読めないのかとわからずに現金で払う。
やっとのやっとで大梧桐の頂上が見えた!
天池というきったない池がある。
鹏城というのは深圳の別称であり、梧桐山は深圳で一番高い山である(多分)。
頂上はとても強風が吹いていて、涼しいくらいだった。
登ってきたのと反対側にも道が続いている。
お店が並んでいるところで、記念に豚のガラスの置物(20元)を購入。
携帯の電波が届かないので、WiFiを置いてスマホ決済ができるようにしている。
秀桐道を下る
上から眺めた階段が急こう配に見えた秀桐道を下って買えることにした。
帰りにかけるのは荻野目洋子のヒットメドレーだ (-ω-)/
凌雲道は揃った石の階段だったが、秀桐道は途中からこんなごつごつの石の塊の階段になる。
歩きにくくて、バランスを崩したら脚を捻ってしまいそうだ。
一度、危うく脚がつりかけた(抽筋)が、何とか持ちこたえた。
ここ数年歩いてきた中では一番ハードかもしれない。
途中から広い石の階段に変わって、盐田管理处の傍に下りてきた。
盐田管理处のテラスから写真を撮ろうと敷地に入ったら怒られた。
ここから先は車道を歩いて麓まで下りていった。
深圳外国语学校の傍を通り、市街地を歩いてバス停へ。
中国の都市の中では深圳が一番きれいで好きだな(买不起だけど)。
m348番のバスで「半山溪谷」から「翠竹苑」まで乗る。
電動バスのようで、前方と後方にでっかいでっぱりがあるのはバッテリーだろうか。
そうそう、大事なことを書き忘れていた。
深圳の若者の民度は日本人(少なくとも大阪)より上なので、お年寄りや子供連れが乗ってきたらさっと席を譲る。
「人穷志短」を地で行くのが今の日本人だと思う。
翠竹駅から地下鉄で晒布に戻る。
梧桐山は何ヶ所も登山口があるようなので、また違う登山道から登ってみたい。
マジで疲れたので、カロリー消費は先週の余裕だった錐麓古道以上だろうと思ったら負けていた。
休憩を何回も取ったからあまり疲れを感じなかったってことなのだろうか。
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