中国に行って楽しいのは、スマホ決済などITツールをいろいろ試してみること。
シンセンの地下鉄に乗る際に毎回違う乗車方法を試してみた。
銀聯カード(银联闪付)
一番試してみたかったのが、銀行の銀聯カードを使ってダイレクトに乗車する方法。
銀行の銀聯カードで地下鉄に乗れるようになったら、交通卡が要らなくなる。
この方法は「银联闪付」と呼ぶようだ。
银联闪付に対応しているキャッシュカードには「Quik Pass闪付」のマークが入っている。
シンセンの地下鉄は今年の3月から対応した。
まだ対応している都市は多くはないし、シンセンの地下鉄もすべての改札が対応しているわけではない。
シンセンでは银联闪付に対応している改札には下のような矢印が貼ってあり、改札の色も赤色になっていた。
改札を通る時は、交通卡をかざす代わりに、銀聯カードをかざすだけでよい。
むっちゃ簡単、むっちゃ便利 ('ω')ノ
乘车码(微信)
前々から気になっていたのが、二维码(QRコード)での乗車方法。
改札の前でもたついているなと思ったら、改札の前にきてからQRコードを呼び出している。
後ろに人がいるから脇にどいて操作すればいいのに、他人におかまいなく改札前で操作するところが中国人らしい。
乘车码は微信のミニプログラムになっていて「发现」タブの「小程序」にある。
この画面で「乘车码」を検索して呼び出す。
スマホの位置情報から、自動的に深圳市地铁乘车码の開通画面が出る。
自動で出ない場合は左の都市名をクリックして選択すればいい。
微信に紐づけしてあるキャッシュカードから支払うカードを選択する。
パスワード入力したら設定完了。
スマホのホーム画面に追加しておくとすぐに呼び出せて便利。
改札を通る前に、上のQRコードを表示させておいて、改札機の読み取り機(乘车码扫描区)のガラス面にかざせばいい。
ストレスを感じない速さで認識してゲートが開く。
改札を入った時に、どこの駅から入ったのかが表示される。
この乘车码は使える都市が多いので、旅行者には便利そう。
と思ったが、外国人旅行者は普通、中国の銀行口座がないからアプリ登録できないのだった。
深圳通(リアルカード)
昔からあるオーソドックスな方法。
シンセンの友達も深圳通を使っていたので理由を尋ねると、地下鉄なら0.5割引、バスなら2割引きになるからと言っていた。
深圳通(アプリ)
バスに乗った時に見ていると、深圳通のリアルカードよりアプリ版を使っている人の方が多かった。
60代か70代に見える人もアプリ版を使っていたのには少しびっくり。
リアルカードと紐づけるわけではなく、このアプリ単体での利用になる。
支払は銀行口座か微信支付と紐づける。
下の画面にQRコードが表示される。
ダウンロードして登録しようとしたが先に進まない。
Amazonで買った香港Simカードをローミングで使っているせいかと思い、联通のSimカードにネットワーク変更したらうまく行った。
乘车卡(微信)
最後に、微信の乘车卡。
都市間の交通カードの共通化を進めていて、複数都市で利用できる交通カード(全国交通一卡通)には「交通联合」全国交通互联互通というマークがついているのだが、それのNFC対応のアプリである。
乘车码と同じく微信のミニプログラムで、「发现」タブの「小程序」で呼び出す。
でも、大連とシンセンで試して未だに成功していない。
改札機はスマホのNFCを認識はするが、もう一度かざしてくださいと表示されてしまう。
通信方式に違いがあるのかもしれないが、よくわからない。
今度、ヤフオクで買った別のNFC搭載スマホで試してみようと思う。
ダメだったら、チャージした20元が無駄になってしまう・・・。
中国のIT関係の情報についてはいつも下記のブログを参考にさせてもらっている。
面白そうなのがあればメモしておいて、中国に行った時に実践する。