おまけの会社員生活

おまけの会社員生活《ハケンの品格》

五十而知天命、毎日定時退社&有給フル消化の正社員から週休5日、日給5.5万円、在宅勤務のハケン社員になりました

奇美博物館(台南)日帰り旅行

ポーランド人のクラスメートが台南の奇美博物館がよかったと言っていたので、日帰りで出かける。

統聯のバスはKlookで数日前に往復とも予約しておいた。

  • 7時18分台中朝馬站発、9時18分台南轉運站着(230元)
  • 16時16分台南轉運站発、18時11分台中朝馬站着(250元)

なぜか往路と復路で値段が違う。

朝馬站は途中駅なので座席指定ができないが、台南轉運站は始発なので座席指定ができる。

タイ人のクラスメートも2泊3日で台南旅行に行くと言っていたが、偶然、同じバスだった。

往路はガラガラで座席は1/3も埋まってなかった。

台南の街中に入る。

台湾ってどこも壁を隣の建物と共有している。

後から建てるほうはどうやって建てるのだろう。

台南轉運站は台南公園の西にある。

コンテナを組み合わせたような外観。

タイ人のクラスメートは先にホテルに荷物を預けにいくというのでここで別れる。

自分のテンポで見学したかったので少しほっとした😜

電車の台南駅まで徒歩10数分の距離。

最初は、電車で台南駅から、奇美博物館最寄りの保安車駅まで行くつもりだったが、台南公園に電動アシスト自転車があるのを発見。

以前、台南に来たときは、YouBikeじゃなくて、T-Bikeというシェアサイクルだったが、YouBikeに統一されるのは旅行者にとっては利便性がいい。

Googleマップで調べると30分ぐらい。

電車を待ったり、駅から博物館まで歩く時間を考えると、自転車のほうが速そうなのでYouBikeでいくことにした。

台南基地がある。

上空で爆音がするので見上げると、戦闘機はかなり遠くを飛んでいるのに、けっこうな音量が響いてくる。

奇美博物館

奇美実業の創業者である許文龍が設立した。西洋の美術、楽器、兵器および自然史の4大分野の作品を収蔵している。楽器分野では、世界最多のヴァイオリンコレクションがあり、世界の著名なヴァイオリン職人の名作も収蔵している。美術分野では、台湾で最大級の西洋絵画と彫刻のコレクションがあり、西洋芸術史の基礎を概観できるようにすることを目標としている。兵器分野では、アジアで最大級の各国の古代兵器コレクションがあり、科学技術の進歩を紹介している。自然史分野では、五大陸の哺乳類と鳥類を対象としたアジア最大規模の動物標本を収蔵している。(Wikipedia

電動アシストは30分20元だが、ぎりぎり30分で着いた。

博物館は広い公園の中にある。

写真を撮ろうとすると向こうからも近寄ってくる。

くちばしでつつかれそう。

カバの置物。

博物館の正面に向かうと池の真ん中に西洋風の彫刻。

奇美博物館(台南) - Insta360

池に橋が架かっていて、両側にギリシャ神話の神々の彫刻が立っている。

朝は逆光なので、午後に撮ったほうが綺麗。

雷をもち鷲を従えたゼウス像。

ゼウスの妻のヘラ。

ふりちんのポセイドン🤭

西洋の宮殿のような博物館。

奇美博物館(台南) - Insta360

めちゃくちゃでかい。

入場料は常設展のみなら200元で、バスの中でKlookで買った。

入るとでかいホール。

Insta360で360度写真を撮ろうとしたら、館内は禁止と言われた😭

撮影禁止のマークが付いた銅像もあるけど、自然と映ってしまう分には問題なしなのかみんな普通に撮っている。

「天使の愛」(年代不詳1800年代)

博物館は2階建て。

有料エリアを出るとき、手にスタンプを押してもらったらまた入れる。

1階は、①動物エリア、➁兵器エリア、③ロダンエリア。

2階は、④芸術エリア、⑤楽器エリア

に分かれてて、④の一区画のみ撮影禁止になっている。

動物エリア

地域ごとに動物の剥製が展示されていて小さい子供は好きそう。

ホッキョクグマ

周囲の壁には太古から恐竜やほ乳類、鳥類の祖先の化石が展示されている。

兵器エリア

クロスボウ

西洋の甲冑。着たら重そう。

緻密な絵柄が描かれた盾。

ノルマン系?

馬上の槍の試合。

いろんな槍。

1867年パリ万国で賞をとった作品らしい。

天国と地獄を描いている。

西洋の騎士。

コーカサス地方の武具。

トルコの刀。

グリップや筒の部分に精緻な細工。

アラブ世界の剣。

絵柄からしてアラブ世界の盾か。

虎が描かれているからインドの盾?

象が描かれているからやっぱインド?

これもインド。

インドのいろんな盾。

日本の大鎧。

他の国では盾があるのに、なんで日本で盾は使われなくなったのだろう?

日本の鎧は特徴的。

いろんな鍔。

あんまり装飾がなくてシンプルな日本の鉄砲。

チベット地方の武具。

中国の鎧。

火薬の粉をいれる箱。

中国の剣。

フィリピンだったと思う。

モンゴル兵。

19世紀のベトナムビルマ、タイがひとまとめ。

刀立て?

柄の部分。

中国の影響かドラゴンの絵柄。

アフリカは象の皮の盾。

アフリカの刀はユニークな形。

北アフリカの手りゅう弾(12世紀)。

ロダンエリア

ロダンの「考える人」(複製)。

ロダンの師のアルベール=エルネスト・カリエ=ベルーズのアトリエ。

ケンタウルスを倒すテセウス

ロダンに影響を与えたジャン=バティスト・カルポーのアトリエ。

芸術エリア

一部屋だけ撮影不可になっていた。

芸術エリアは私には一番興味がないエリア。

髪の毛が蛇のメデューサ

シェークスピアの「オセロ」。

体は青銅、衣は大理石。

「エフタの犠牲」

イスラエルの指揮官エフタは、アンモン人との戦いに勝利した後、最初に来た人を神に生け贄として捧げることを誓うが、自分の娘だった。

イタリアだったと思うが黒檀の家具。

16世紀に作られた「聖家庭」像。

楽器エリア

楽器もあんま興味ないけど、録音機の歴史と自動演奏機が面白かった。

以上、いろんな国の楽器(興味なし)。

楽曲がシリンダー状になってるオルゴール。

こちらは楽曲が円盤状のオルゴール。

ローラーオルガンというらしい。

左のは円盤式。

エジソンが1877年に録音・再生する機械を発明する。

エジソンが発明したのはシリンダー式だった。

1887年にベルリナー円盤式の蓄音機を発明して、コストが高いシリンダー式は淘汰される。

年代物のジュークボックス。

自動演奏オルガン。

背後にある重りがあって上まで巻き上げて動力にする。

左にはドラムが納められているのが見える。

左にあるのが曲を記録した円筒(バレル)。

上部中央のふくらみのところに3丁のバイオリンが納められていてピアノとの自動演奏を行う。

見学を終えると小学生がホールで演奏をしていた。

また電動アシスト自転車で帰ろうと思ったら後輪がパンクしていた😩

しかたなく普通のYouBiKeで帰るが、来るときは電動アシストですいすいだったのに、向かい風もあってしんどい😖

来る途中に鄭成功像があった廟によってみる。

延平郡王祠(開山王廟)

鄭氏が滅亡後、民間では開山王廟を建立して秘かに鄭成功を祀り山野を切り開き開拓した功績を祈念した。清朝が祭祀することを許可すると、開山王廟を改築して「延平郡王祠」と名付けた。日本統治時代には、鄭成功の忠烈とその母、田川氏の貞節を讃えて「開山神社」を建立して国家が祭り顕彰した。中華民国になって国民党政府は「反清復明」を発揚し1963年に再建、福州様式だった建物を中国北方の宮殿様式の建物に改めた。

「延平郡王祠(開山王廟)」は鄭成功廟とも呼ばれている。

日本統治時代は開山神社と改められ、台湾で最も早く設置された神社で、廟から神社に変わった唯一の神社である。
これは鄭成功が日本人の血を引いていて、台湾統治の正当性を与えるのに有利だったからである。

廟の横には中華風庭園。

鄭成功を祭ってあるだけあって「振興中華」の額がかかっている。

甘輝将軍(右)と萬禮將軍(左)を従えた鄭成功

萬禮將軍

甘輝将軍

二人とも1658年に鄭成功と共に南京を攻めたが破れて死亡。

帰りは、鄭成功廟でいったん自転車を返却したせいもあって(?)30元かかった。

電動アシストはお値段以上に役に立つ。

台湾名物の牛肉湯を食べる時間ぐらいあると思ったが、16時16分の出発時間ギリギリに帰ってきた。

もう少し遅い便を予約しておけばよかった。

バスターミナルの中にあった屋台で霸王刈包(85元)を購入。

朝、バスターミナル前のファミマで肉まん2個食べただけなので腹ペコ。

刈包は、台湾の饅頭料理。ルーツは中国の福建料理だが、今の福建省では徐々に見られなくなり、台湾で逆に庶民料理として広まっている。 小麦粉で作った、半月型の白い蒸しパンに角煮・高菜の漬物・ザワークラウト・ 卵焼き・香菜・ピーナッツパウダーなどの具材を挟んで食べる。台湾では、主に夜市と屋台で販売されている。(Wikipedia

これなら肉まんのほうが食べやすい。