おまけの会社員生活

おまけの会社員生活《ハケンの品格》

五十而知天命、毎日定時退社&有給フル消化の正社員から週休5日、日給5.6万円、半分在宅勤務のハケン社員になりました

昔の勤務地の同僚と飲み会

30年の会社生活で働いた事業所は4ヶ所。

今の事業所の勤務が一番長いが、一つ前の事業所は2番目に長くて5年6ヶ月いた。

こじんまりとした、のどかで、居心地がよくて、世間から取り残されたような事業所で、私は「パラダイス」って呼んでた。

惰性で仕事してればいい気軽さみたいなのがあった。

何十年も赤字だったけど、皆慣れてしまってまったく危機感がなかった。

でも、赤字を垂れ流しているのをいつまでも放置してくれるわけがなく、最終的に、事業所は閉鎖、ほとんどの従業員は別の事業所に引き取られていった。

現場の、特に中高年の人とっては、今までのスキルがほとんど役に立たない新しい職場に馴染むのはしんどかっただろうと思う。

事務系の私は、かつて在籍していた部署に出戻りになり今に至る。

 

その当時の親しかった同僚から、久しぶりに出身者で集まろうというLINEが届いた。

生え抜きじゃないし、大勢の飲み会は苦手なので、ちょっと迷ったが、せっかく誘ってくれたので、先日、飲み会に参加した。

集まったのは20人弱。

誘ってくれた同僚以外の人と会うのは約15年ぶり。

参加者は大半が50歳以上になっている。

外見があまり変わらない人もいれば、髪の毛が真っ白になった人もいた。

定年の60歳を過ぎても再雇用で働いている人がほとんど。

65歳を過ぎても仕事で身に着けたスキルを活かしてバイトをしている方もいた。

私が会社を辞めたというとビックリしてた。

定年になってさらに再雇用で働いてる人たちには理解できないだろう。

仕事でお世話になった、会いたかった人の一人は連絡先がわからなくなっていた。

もう一人の方は亡くなったというのを聞いてちょっとショック。

現場の責任者だった方も癌で亡くなったらしい。

65歳まであくせく働いて、辞めて10年やそこらで死んでしまうのは悲しいな。

また来年も開こうということでお開きに。

みんなの近況を聞けて参加してよかった。