おまけの会社員生活

おまけの会社員生活《ハケンの品格》

五十而知天命、毎日定時退社&有給フル消化の正社員から週休5日、日給5.5万円、在宅勤務のハケン社員になりました

相部屋だけど一人部屋

午後2時の上海往き東方航空に搭乗することになっていたのだが、搭乗手続きしようとすると、予約があるけど名前がないと言われた。

予約自体は存在しているが搭乗者の名前がないというのだ。

デルタのマイレージで予約した特典チケットなので、デルタの予約センタに確認してくれと言われた。

予約センタの電話番号も控えていないし、そんなややこしいこと航空会社の担当同士でしてくれよと思ったが、仕方がないので電話番号だけ調べてもらって予約センタに電話した。

案の定、私が話してもデルタの担当は予約はちゃんと入っているというだけで、埒が明かないので東方航空のカウンタの担当者に携帯を渡して説明してもらった。

かなり長い間待たされて、ようやく予約に名前が入ったとかで搭乗手続きができた。

一時は予約したフライトに乗れないのではないかと焦った。

上海に到着したあとで、華東師範大学の構内地図をプリントしてこなかったことに気づいた。

5月末にも下見に来たけれど、そのときは募集要項に書かれていた第一留学生寮を見に行った。

ところが通知には、募集が多かったのか、第二留学生寮が記されていた。

第二留学生寮は第一留学生寮とは全然離れた場所にある。

中国ではgoogleメールが見られないので今から添付ファイルの地図を確認できない。

Hotmailにも残してあるが、スマホでメール設定するとアクセス環境が普段と違うと言われて認証ができずアクセスできなかった。

どうやら留学生活中、いっさいメールにアクセスできないことになりそうだ。

地下鉄を乗り継いで金沙江路駅で下り、華東師範大学まで行く。

大学について門のところで守衛に尋ねると毛主席のところで右に曲がって真っ直ぐと教えてくれた。

汗だくになりながらおぼろげな地図の記憶を頼りに歩いていくと留学生寮があった。

受けつけで14日分の寮費840元(@60元)を払う。

同室の人は既にいるか尋ねると韓国人ですでに来ていると言われた。

日本人がよかったが韓国人なら生活習慣もそんなに違わないだろうから、欧米人よりはいいだろう。

部屋に入るとルームメイトは不在だった。

生活用品でかなり雑然としている。

どうやらルームメイトは私のような短期留学じゃなくて一般の留学生のようだ。

てっきり同じ短期留学生と同室になると思い込んでいた。

そのほうが授業も一緒だから便利なのに。

スーツケースを開けて空いているほうの机とベッドと収納を使わせてもらう。

夕飯は大学の外にあるワンタンを食べに行った。

最近よく泊まるホテルの近くにもあるのでチェーン店なのだろう。

帰ってシャワーを浴びた後、持ってきた本を読んだり、タブレットで中国ドラマを見て過ごす。

10時を過ぎてもルームメイトは帰ってこない。

最初は週末だから友達と遊びに出かけているのだろうと思ったが、次第に休みだから韓国に帰ったのではないかと思うようになった。

部屋のドアに「掃除は不要」と張り紙していたのも不在だからではないだろうか。

ということは、相部屋だけど一人部屋ってことだ ('ω')ノ

相部屋ならいろいろわからないことを聞いたりできるけど、一人部屋のほうがぜんぜん気楽なのでよかったと思う。

とはいえ、急にひょっこり帰ってくるかもしれないと思いながら床についた。