おまけの会社員生活

おまけの会社員生活《ハケンの品格》

五十而知天命、毎日定時退社&有給フル消化の正社員から週休5日、日給5.5万円、在宅勤務のハケン社員になりました

新入社員1日目の日記(1990年4月2日)

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以前に書いた入社1年目か2年目に10年後の自分に宛てた手紙を探していたら、手紙は見つからなかったけど、31年前の入社日の日記が見つかった。

4月1日が日曜日で、大学の下宿先から会社の寮に移動して、4月2日が入社日だった。

日記は研修期間中、毎日つけていて、育成担当みたいな人に提出していた。

入社日の日記がこちら。

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いよいよ今日から社会人だ!これから40年間毎日朝早く起きて会社づとめをしなければならないのかと思うと、今までの平穏であった学生時代がなつかしく思われる。ギュウギュウづめの電車からはき出されるようにしてホームに降り立ち、人の波にもまれながら、別の電車に乗り換える。今までずっと大学の近くに下宿していたので、ラッシュ時に電車に乗ることなんて一度もなかったし、よほど時間が間に合わない限り、普通電車にしか乗ることはなかったので、ラッシュに会うのなんて久しぶりだ。行きの電車だけで結構疲れてしまった。

今朝はあんまり眠れなかった。旅行に行った時には大低なかなか眠れない。今朝もいつもと違う環境だったので、寝つくことができなかったのだろう。その上、蚊がいて耳もとであの”ブーン”というイライラする音を聞かされてはとても眠れたものではない。蚊とり線香も無ければ、キンチョールも無く、頭からふとんをひっかぶって寝るより仕方なかった。夜中にも蚊にかまれてかゆくて目が覚めたりと、充分寝た感じのないまま朝になった。

おかげで、社会人の第一日目は大変疲れた。式の間も式が終わってからも絶えず睡魔におそわれた。大学の時であれば、堂々とコックリコックルいねむりすることもできたのだが、さすがに今日はウトウトとすることは幾度があっても深い眠りにおちいることはなく、社会人一年生としては合格点をあげたい。

社会人としてやっていくことに何かばく然とした不安を感じたり、焦燥感を覚えることもあるが、これからの研修の毎日を着実にこなすことにより、マイペースであせらずゆっくりと一人前の社会人へと変わってゆきたい。

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新社会人としての思いが書いてあるだろうと思って読んだのに、ほとんど書かれてなくて自分でもびっくりした 💦

人事担当からも「入社おめでとう!社会人としての決意は?社長の訓示をどう思いましたか、何を考えましたか?」とコメントがついてる。

そうだよな、普通、入社1日目の日記は決意みたいなことを書くよな 😓

新入社員としての決意なんか何もなくて不安なだけだったし、思ってもいないことを書けなかったのだと思う。

さすがに嫌だとは書いてないだけよかった。

入社日からウトウトしていた自分に合格点を上げるって・・・なんかずれてるな。

けれど、当時の自分に教えてあげたい。

働くのは40年じゃなくて30年ですむよ!

正社員を辞めたあともバイトで楽しんでやるよ!

この会社に入れたことに感謝するよ!