iDeCoへの移換手続き
退職すると、会社で入っていた企業型DCをiDeCoに移換しなければならない。
先日、送付依頼をしていたSBI証券の個人型DC(iDeCo)の申込書が届いた。
提出書類は以下の6点。
- 個人型年金加入申出書
- 預金口座振替依頼書
- 加入者掛金配分設定届
- 個人別管理資産移換依頼書
- 確認書
- 本人確認書類
このうち、「個人別管理資産移換依頼書」が企業型DCからの移換に際して必要な書類で移換元の「実施事業所」、「記録関連運営管理機関」、「資格喪失日」を記入するようになっている。
1点見落としていたのが、国民年金の付加金(月400円)を払う場合、iDeCoの月々の掛金上限が68,000円から67,000円になってしまう点。
付加金は年金をもらい始めたら2年で元が取れるので、iDeCoの掛金が1,000円減っても付加金を掛けることにする。
今年度の移換資産と掛金の運用は以下の通りとする。
- 資産はすべて定期預金に移換する
- 掛金上限の67,000円を定期預金に100%配分する。
- 株価の状況によっては移換後にスイッチングを行う。
来年、無収入になったら運用指図者に変更して、拠出を停止し、管理手数料引き下げを検討する。
確定拠出年金残高(4月3日現在)
確定拠出年金の残高は865,773円。
あと2ヶ月分拠出(27,500円×2ヶ月)されて、移換資産は920,773円+αになる見込。
12月賞与から先に6ヶ月分控除されているので、6月拠出分は返金になると思う。
制度移換金(123,195円)は、企業型DCが始まった時に、それまで個人型DCで積み立てていたのを企業型DCに移換した金額で、掛金月12,000円×11ヶ月分だが、管理手数料4,486円*1と移換手数料4,320円が控除されている。
掛金(742,500円)は企業型DCで積み立てた月27,500円×27ヶ月分で、管理手数料は会社が負担してくれている。
今まで一貫して全額を定期預金にぶち込んでいたので、運用益は定期利息がわずかに78円ついているだけ。
でも、欲を出して投信信託を買っていたら、コロナショックで含み損状態の資産を移換のためにいったん売却する羽目になっていただろう。
また、所得税はざっくり20%*2、住民税は10%なので、
{(12,000円×11ヶ月)+(25,000円×29ヶ月)}×30%=257,100円
節税したことになる。*3
企業型DCは選択制DCだったので、社会保険料も低減されている。
区分 | 資格 | 取得年月日 | 喪失年月日 | 積立額 | 手数料 | 運用益 | 節税効果 |
個 | 加入 | 2017/01/16 | 2017/12/05 | 132,000 | -4,486 | 1 | 39,600 |
個 | 運用 | 2017/12/05 | 2018/02/06 | 0 | -4,320 | 0 | 0 |
企 | 加入 | 2017/12/01 | 2020/05/16 | 797,500 | 0 | 78 | 217,500 |
929,500 | -8,806 | 79 | 257,100 |
あと、SBI証券は移換時に2,829円の移換手数料がかかるようだ。
企業型DCの金融機関に退職時の手続きを尋ねた時、「退職して1~2ヶ月後に加入者資格喪失のお知らせが自宅に送られてくるので、好きな金融機関を選んでiDeCoの加入手続きをすればよい」と言われた。
申込書はもう記入を済ませたし、加入者資格喪失のお知らせが届くのを待っていたら移換が遅くなるかもしれないので、退職したらすぐに送ろうと思う。
最近、事務手続きが遅れるのは何でもコロナのせいにする風潮があるからな (-ω-)/