おまけの会社員生活

おまけの会社員生活《ハケンの品格》

五十而知天命、毎日定時退社&有給フル消化の正社員から週休5日、日給5.5万円、在宅勤務のハケン社員になりました

退職による国民年金特例免除を申請するか

 

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退職したら厚生年金から国民年金に変わるが、国民年金には退職による特例免除の制度というものがある。

これは退職する年度と前年の所得に関わらず、国民年金の減免を受けられる制度で、単身世帯の場合には全額免除を受けられ、保険料を全額納付した場合の年金額の2分の1が支給される。

年金支給額の計算方法は

781,700(令和2年)×加入期間(月数)÷480ヶ月

の計算式で求めることができるので、1年間全額納付すると19,542円増えるが、全額免除になっても半額の9,771円は増えるということ。

年金は「貯蓄」という感覚があって、年金掛金を減らすより税金を減らすことに意識が向いていたので、年金免除制度はあまり調べていなかった。

退職年にiDeCoを満額掛けるつもりなのも、所得控除を極大化しようと思ったたからだ。

 

国民年金iDeCoを払った場合のメリデメを概算で計算してみた。

iDeCoを考慮に入れたのは、国民年金を免除してもらうとiDeCoの掛金も拠出できなくなり所得控除が減るからである。

国民年金の掛金は月16,540円(年額198,480円)。

前提条件として、iDeCo拠出は移換手続きで数ヶ月拠出できないとして月67,000円を6ヶ月、所得税率は10%とした。 

  納付額 所得税 住民税 所得税
住民税
10% 10%
国民年金 198,480 19,848 19,848 39,696
iDeCo 402,000 40,200 40,200 80,400
600,480 60,048 60,048 120,096

国民年金を払う場合>

  • 国民年金掛金198,480円を払う
  • 所得税・住民税が120,096円減る
  • 年金受取額が年19,542円増える

 <全額免除の場合>

  • 国民年金掛金198,480円を払わないですむ
  • 所得税・住民税が120,096円増える
  • 年金受取額が年9,771円増える。

年金を払って今年のキャッシュアウトが約8万円増える代わりに、65歳以降の年金額が払わない場合に比べて約1万円増えるか、その反対かの選択肢になる。

8万円程度のキャッシュアウトの差で、長生きすれば10年程度で回収する可能性もあるので、国民年金を払って節税する方を選択するつもり。

私は免除申請しないことにしたけど、一般的には単身世帯なら免除申請した方が得だと思われる。