木曜日午後から休みを取って台中に来たのは、観光客が少ない平日金曜日に日月潭に行って湖を一周しようと思ったからだ。
日月潭のサイクリングコースは世界で最も美しいサイクリングロードの一つに選ばれているらしい。
ただ、このシーズンは雨が多いので、雨が降らないことだけを祈っていた。
(2018/09/26追記)
zhizuchangle.hatenablog.com
金曜日起きると、曇っているがなんとなく大丈夫そうな感じ。 ホテルの朝食をとる。 前回までの経験をもとに、以下を準備。 汗をかいてもすぐ乾くので、速乾Tシャツを着て行ったのはよかった。 帰るときには乾いていて、替えのTシャツは不要だった。 日月潭に行くバスは、台中駅から少し離れた干城站から南投客運バスが出ている。 時刻表はこちら⇨南投客運 NANTOU BUS 台中駅にも停まることになっているが、始発駅に行った方が確実に乗れると思い、ホテルから歩いて干城站まで行った。 チケット売り場では、往復のバスと九族文化村の入場券や日月潭の遊覧船などがセットで割安になった周遊チケットも売られていたが、「日月潭を自転車で一周したいんだけど」というとバスだけの往復チケット(片道175元)を出された。 朝一の7時45分発のバスに乗った。 高速道路を走るので座席分しか乗れないが、高鐡の台中駅では乗れない人がいたので、始発の干城站から乗って正解だった。 バスは約2時間かかって9時40分に終点の日月潭に到着。 Google mapではバスが到着した前の建物にジャイアントのレンタルサイクルのショップが入っていることになっている。 最初、見当たらず移転したのかと思ったが、地下1階にあった。 勾配に立っているので反対側から見ると地下1階が道路に面していて、レンタルサイクルショップは写真右下の出入り口を入ったところにある。 后豊鉄馬道と旧草嶺環状線で借りたのと同じ、サドルが柔らかい自転車がよかったのだが置いてなかった。 代わりに勧められたのが下の自転車。 一番安い自転車で1時間200元、1時間延長するごとに200元かかる。 后豊鉄馬道や旧草嶺環状線で借りた時と比べるとむちゃくちゃ高い。 ジャイアントの直営ショップじゃなくて、普通のレンタルサイクルショップを探した方がよかったかも。 デポジットとして、パスポートを預け、預かり証と自転車のチェーンキーを貰う。 その後、サイクリングコースのルートを指し示しながら注意点の説明があった。 聞いてもすぐに忘れるので、写真に撮って迷ったら見ることにする。 実際、覚えてなくて、何度か写真を見ることになった。 反時計回りに回るのだと思っていたが、時計周りのルートで説明を受けた。 一周の距離は約30km、人によって違うが2、3時間程度らしい。 快晴だったらもっと綺麗な写真が撮れたのかな。 スマホの小米で撮っているが、曇りの日にオートで遠景を撮ると実際より暗く写ってしまう。 でも曇っていたおかげで、涼しくて走りやすかった。 しばらく行くと自転車専用道路が整備されていた。 ただし、そんなに長くはなくて、再び、一般道路を走ることになる。 最初の観光スポット。 実は、日月潭に来るのは大学の卒業旅行で来て以来27年ぶり。 当時は全く中国語を話せなくて、中国語のできる友人に全てお任せだった。 もう30年近く前のことなので、断片的な記憶しかないが、ここは覚えてる。 昔と同じアングルで写真を撮ってみる。 外に停まっている車が時代を感じさせる。 物是人非,时间是把杀猪刀 (´ω`) お神籤(10元または50元)があったので引いてみる。 先週行った朱家角のエセ坊主と違って、機械だからボラれない w 中国語、英語、日本語などが選べるようになっている。 『五十功名心已灰。那知富貴逼人來。更行好事存方寸。壽比岡陵位鼎台。』 日本語の解説が書かれてあるが、日本語訳が変で意味がよく分からない。 50歳まで成功できずに既にがっかりしている。どうしてその後求めずともお金がやってくると知っているだろう。正しい行いをして気持ちを持ち続ければ、成功してお金持ちになる。 事業にしろ転職にしろ、50歳以前は失敗するが、50歳以降に大成功するとか。 経済面と仕事面なら、これまでだって世間平均よりは恵まれてたが、あと数ヶ月して50を過ぎたら、もっと良くなるのか ('ω')ノ 再び専用自転車道を走る。 后豊鉄馬道と旧草嶺環状線では、ほとんど自転車専用道路を走るが、日月潭一周は自転車専用道路があるのは一部だけで、半分以上が一般車道を走る。 平日のせいかどうかはわからないが、一般車道も車はほとんど走っていなかったので、走りやすかった。 しばらく走ると伊達邵という遊覧船がつく桟橋があった。 港の周辺は土産物屋や食堂などがたくさんあった。 湖面に向かって何ヶ所か遊歩道があり、土亭仔歩道という遊歩道に自転車を降りて先端まで行ってみることにした。 先端には東屋があったが、そこからの風景は特段綺麗というほどでもなかった。 ここも昔来たようだが、記憶はまったくない。 玄奘三蔵の霊骨が納められている。 仏舎利とか霊骨とか、本当は誰の骨か分かったもんじゃないよな。 玄奘寺からは長い下り坂なのでスピードを出せて気持ちがいい。 但し、一般車道なので対向車や後ろから来た車に注意。 駐輪場から塔まで700mの階段をあがる。 27年前も登ったが、塔にまた登った。 日ごろジムに行っているので、同年代と比べれば体力には自信がある。 当初は玄奘三蔵の霊骨は湖のほとりの玄光寺に納められていたらしい。 後に玄奘寺が完成して、霊骨を移したとのこと。 何種類かのフルーツを売っていて、どれも1パック100元。 グアバを買ってみる。 何回かタイで食べたことがあるけど、果実は白色だったし種もなかった。 これは種が硬くて食べにくく、ホテルに持って帰るも半分ぐらい捨ててしまった。 遊覧船が着く玄光桟橋がある。 トンネルの手前で一般道から自転車専用道路に入る。 いよいよゴールも間近。 写真ではわかりにくいがかなりの急こう配。 誰もいないので、自転車に乗ったまま駆け下りた。 逆のルート(反時計計回り)だったら上り坂なので、自転車を降りて押したと思う。 山道を下って、湖のほとりをしばらく走るとツーリストセンターがある。 無駄にたくさんコンクリートを使った構造物。 好人好报のはずが、とうとう小雨が降りだしてきたので少し雨宿りをした。 一周しない場合は、反時計回りで下のような見どころのある自転車専用道路のコースだけを走って、途中でUターンする。 14時ちょうどにバスが着いた水社に到着した。 10時に出発したので、4時間かかって一周したことになる。 文部廟、土亭仔歩道、玄奘寺、慈恩塔、玄光寺と立ち寄ったせいだが、どこも寄らずに走るだけなら2時間で回れたと思う。 1時間200元なので、800元にもなった。 自転車に走った経路がわかるGPSロガーがついていて、日月潭を一周したという証明書を作ってくれる。 昼ごはんを食べて帰ろうと思っていたのだが、バス停に行くと14時25分のバスが間もなく来ると言われたので、バスに乗って台中に帰った。 再び今度は雨が本格的に降り始めたので、朝一番のバスで行ってよかった。 もっと天気が良かったら景色ももっと美しかったと思うが、とりあえず、念願の日月潭一周を達成 (^^)v
日月潭への行き方
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