錐麓古道から燕子口古道に帰ってきたのが午後1時半。
私はツアーが何時に終わるかわからないので、もう一泊して明日直接花蓮から空港に向かうことにしていたが、もう一人のツアー参加者、古さんは明日から仕事なので、旅行社からのアドバイスに従って午後6時以降の汽車を予約していた。
今から花蓮駅に戻ったら時間を持て余すので、ガイドの小羊が気を利かせて、別の観光スポットに連れていってくれることになった。
それで古さんが行きたがっていた白楊歩道に連れて行ってくれた。
白楊歩道は天祥の先にあった。
白楊歩道の水濂洞
駐車場に車をとめて、灯のない長くて暗いトンネルを歩いていく。
真っ暗なのでみんなスマホのライトをつけて歩いている。
ガイドの小羊が、この歩道はもともと上流にダムを作る予定で掘られたが、環境保護のためにダムが中止になり、歩道として開放されたと言っていた。
長いトンネルを抜けて歩いていくとさらに3つくらいトンネルがある。
一番最後のトンネルが目指す水濂洞である。
ここで持参した雨合羽が役に立つ。
雨合羽を着て、靴を脱いで裸足になり、洞窟の中に入っていく。
洞窟の奥は真っ暗で、所によっては水が滝のようにザアザア降り注いでいる。
スマホが濡れないように気を付けながら、スマホのライトで奥に進んでいく。
写真を撮るが、スマホのフラッシュでは光量が足りないのでぼんやりとしか映らない。
中で写真を撮りたかったらデジカメを持って行ったほうがいい。
雨合羽は100均で買ったものなので、雨合羽を持ってきていない他の観光客にあげた。
水濂洞の脇には白楊橋があって、壮大な白楊瀑布が見える。
将軍府
車に乗って花蓮市内に戻り、将軍府に連れて行ってくれた。
めちゃくちゃサービス精神旺盛で仕事熱心な小羊さん!
市内に帰る道中、古さんは最近転職したばかりなので「台湾の民間企業で働いていると中年になったらリストラに遭うけど日本は終身雇用で安定しているんでしょう?」と聞かれる。
日本でも非正規が増えてるし、大企業でも40代や50代でリストラする企業が増えているんですよと、もうすぐ辞める私は他人事のように答えた w
昔、日本人の大佐とその部下が住んでいた建物が残されている。
大佐の家の上には雨から守るためだろう、大きな屋根が取り付けられていた。
もう時間が遅かったので中には入れなかった。
大佐の家といってもご覧の通り、そんな豪勢なお屋敷ではない。
「日本人はお金がないね」と冗談を言う。
部下の屋敷に至っては外見はボロボロ、隙間から中を覗くと荒れ果てている。
部下が住んでいた建物は取り壊されてしまうそうだ。
近くにマンゴーの樹が生えていて、樹の隙間がちょうど台湾の形に見えると小羊が教えてくれた。
最後に二人を花蓮駅まで送ってくれた。
本当なら錐麓古道だけで解散してもいいところを、さらに白楊歩道に将軍府まで案内してくれたので、チップを渡そうと思ったのだが渡しそびれてしまった。
周家蒸餃(花商店)
昨日とは違うものを食べようと思ったが、台北みたいに店が多くない。
小籠包の店があったので、小籠包と酸辣湯を頼んだ(70元)。
値段から予想していたことではあるが、杭州小籠包のような薄皮肉汁たっぷりの小籠包ではない。
ただ安い小籠包の形をした水餃子ではなく、小籠包の形をした肉まんで味はおいしかった。
今日はめちゃくちゃ歩いたので、歩数を調べると3万歩を超えていた。
今のところ一番歩いたのは、南京観光をしたときで親指の爪が割れたほど。
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