お寺巡り
京都一周トレイルの西山コースは、周辺にたくさんのお寺があるので、どのお寺に入ろうか迷う。
あちこちのお寺に寄りながら歩いたので、他のコースよりたくさん写真を撮った。
二尊院
二尊院の前を通ると「桜開花中」と書かれていたので入ることにした。
拝観料500円。
桜と新緑がとてもきれい。
法然上人廟とあるが、しおりには湛空上人廟と書かれている。
湛空は法然の弟子らしい。
湛空だとマイナーなので法然の名前にした?
時雨亭跡(藤原定家の小倉山荘「時雨亭」跡とされる場所)。
時雨亭跡からの市街地が望める。
ベンチに座って、持ってきた🍌と🥐を食べる。
「源平桃」は、一本の木に紅、白、紅白絞りの3種類の花が咲く。
源氏(赤)と平氏(白)が競うように咲くからこの名がついたそう。
手水舎に花を浮かべていて華やか。
二尊院の寺名は本尊の「釈迦如来」と「阿弥陀如来」の二体の如来像に由来するそうだ。
本堂に上がって参拝する。
本堂の前の庭が綺麗に手入れされている。
二尊院を出て、京都トレイルを北に進む。
化野念仏寺(あだしのねんぶつじ)
両親によると、映画やテレビでよく使われる有名なお寺らしい。
拝観料500円。
仏舎利塔がある。
仏舎利塔ってあちこちにあるけど、どうせ釈迦の骨じゃないと思う。
パンフレットによると、境内にまつる八千体を超える石仏、石塔は往古あだし野一帯に葬られた人々のお墓で、何百年とたつうちに無縁仏となって山野に散乱埋没していたのを明治中期に集めたそうだ。
本堂に祭られている阿弥陀如来像は湛慶作、と書かれているが、日本史専攻じゃなかったので湛慶と言われても知らない。
ここにも竹の小径がある。
拝観料を払っただけあって、人がいないので写真が撮りやすい。
竹の小径を抜けると六面体地蔵がある。
立札に書かれている通り、「オン・カカカ・ビエンマサイ・ソワカ」と唱えながら六体に水をかけた。
今、読み返して気づいたが、反時計回りに水をかけた 💦
海棠桜(かいどうざくら)と書かれていた。
桜がサクラ属(サクラ亜科)に対し海棠はリンゴ属に分類され、一ヶ月近く花が散らないそうだ。
化野念仏寺を出て、トレイルに沿って進むと大きな嵯峨鳥居本の大きな鳥居がある。
トレイルはここを左に曲がるが、愛宕念仏寺にも立ち寄ることにした。
愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)
日本語ってややこしい。
拝観料300円、ここは良心的な値段!
ふれ愛観音堂
ユーモラスな姿かたちのふれ愛観音。
少しコロナが気になったけど、触りながら両親の健康を祈る。
本堂には厄除千手観音が祭られている。
おびただしい数の石像が安置されている。
全部で1,200体あるそうだ。
最初はお地蔵さんかと思ったが、戦後に廃寺になっていたのを復興するに際して、1981年(昭和56年)から参拝者が羅漢像を彫って奉納したものらしい。
よって、製作されてからせいぜい40年しか経っていない。
たぶん釈迦如来像。
ふれ愛観音像と同じくユーモラスな風貌。
これは夫婦円満を願って彫ったのだろうか。
顔が3つ見えるので、3人の子供の健康を祈ったのかな。
仮面の下の顔もちょっと怖い。
ボクサーを目指してたか、ボクシングファンだったのか。
2回に分けて書くつもりだったが、それでも写真が多いので3回に分ける・・・。