西九龍で出入国手続き
西九龍を8時半発の電車だが、乗車前に出入国手続きをしないといけない。
出入国手続きで時間がかかる恐れがあるので、1時間前には西九龍に行った。
地下1階がチケットの購入・受取場所で、地下2階で出入国手続きを行う。
西九龍で中国への入境手続きもするため、民主派の一部は香港の一国二制度が侵害されると言っているそうだが、利用者の観点からしたら一度に出入国手続きができたほうが楽でいいに決まっている。
ここでもe道が使えるので、香港側の出国手続きはすぐ終わった。
香港での出国手続きのあと、中国の入国手続きがある。
私は中国の無人化ゲートは通れないので並ぶしかない (´ω`)
羅湖のイミグレと同じで、香港での出国手続きと中国の入国手続きの間に免税店がある。
香港のイミグレはe道なのでスタンプはないが、中国のイミグレで「西九龙」の入境スタンプをおしてもらった。
中国での入国手続きが完了したら、地下3階の待合室に下りて、自分が乗る列車がアナウンスされるまで待つ。
この待合室は場所は香港なのに、もう中国にいることになる。
8時30分発、広州南駅行きの高速鉄道に乗車。
一番安い二等車座席は2列と3列で、予約時に3列の真ん中の席しか座席が残ってなかった。
風景をあまり見られなくて残念。
広州南で乗り換え
定刻の9時半に広州南駅に到着。
香港西九龍から広州南までわずか48分!
香港から、広州だけでなく、上海や北京にも高速鉄道で行けるなんてますます利便性が高まる。
改札を出て、広州南から珠海行きのチケットを受け取る場所を探す。
「一层购物营业处」と書かれた標識に従って、1階の矢印方向に進む。
チケット売り場は構内を出た端っこ、東広場の建物に向かって左手にあった。
西広場にも建物に向かって右手にあり、つまり、どちらの広場も駅の南側にある。
たくさんの人が並んでいたので、げんなりしそうになったが、よく見ると長蛇の列はチケットを購入する列で、「取票窗」の列は人が少なかった (^^)/
パスポートとスマホに携提の「取票号」を表示させてチケットを受け取る。
それにしてもでっかい駅で、東広場から西広場まで構内を突っ切って歩いて見たが、関空の第一ターミナルよりでっかい。
駅の外は本当に何もなかった。
パスポートとチケットを提示して待合室に入る。
何か食べたかったが、時間がないので、コンビニでチーズベーコンおにぎりなるものを買って、電子レンジで「加热」してもらう。
昔は「ジャーラーマ?」って聞かれて何のことかわからなかった。
10時34分発、珠海往きの高速鉄道に乗車。
広州南から珠海まで乗った電車は無座でも乗れるみたいで、立っている人がいた。
2列×2列のシートで、風景が見れるよう窓側を予約していたが、一番後ろの窓がない席だった (´ω`)
11時37分に珠海駅に到着。
圆明新园
珠海で行ってみようと思ったのが、 圆明新园というテーマパーク。
北京にある円明園を模して作った公園で、本物の円明園は英仏連合軍に徹底的に破壊されて廃墟が残るのみだが、圆明新园は破壊される前の状態を復元しているらしい。
港珠澳大橋
普段はタクシーを使わないのだが、バスに乗る小銭を忘れたのと、面倒くさかったのとで、タクシーで行くことにした。
タクシーで海岸沿いを走っているとき、港珠澳大橋が見えた。
タクシーで行き先を間違える
ところが、百度地図で全然違う「颐清园」という場所をお気に入りに入れていて、その場所に行くよう頼んでしまった (゚д゚)!
運転手に行き先を百度地図で見せるとき、「アレ、なんか名前が違うな」と思ったのにそのまま深く気に留めずに見せて、タクシーを下りてから気づいた(14元)。
多分、Googleマップから百度地図にお気に入りを登録しなおす時、どっちも山の麓にあったので登録し間違えたんだと思う。
上海でも予約したホテルと違うホテルをお気に入り登録して、フロントのスタッフに言われるまで気付かなかったし、自分で自分が信じられなくなりそう・・・。
「颐清园」は公園じゃなくてマンション名だった (´ω`)
哈罗单车
もう歩いて行こうかと思ったが、こんな時に旅行者の味方、乗り捨てシェア自転車の哈罗单车があった。
圆明新园までシェアサイクルに乗っていく。
圆明新园は寂れてた!
ホームページには「游客凭有效身份证在圆明新园票务处(面向大门口左侧)免费领取入园票后,凭票入园」と書かれてあったけれど、身分証提示による入場券の引き換えなどなく、自由に中に入れた。
清朝時代の容姿にコスプレして写真を撮っている。
圆明新园の全体図。
とりあえず湖の周りを反時計回りに一周することにした。
数十年前に北京の円明園には行ったことがあるけど、大きな池ってあったかな。
廃墟の中で写真を撮ったのは、今も残っているので覚えている。
ゴンドラがあって、ほとんど誰も並んでいないので、微信でチケットを買って乗ることにした(往復50元)。
上がる時はゴンドラが山の方を向いているので山肌しか見えない・・・。
山の上には暇そうにしている売店しかなく、すぐに下りることにした。
土曜日だというのに、まったく活気がない。
曇っているし、施設は割とちゃちだし、円明園を模したという割りには写真を撮るところがない。
道理で入口の電動カートの運転手もみんな暇そうにしてたわけだ。
二维码で自助点餐
期待外れの圆明新园を出て、港珠澳大橋の珠海側のイミグレがある珠海口岸に行くため最寄りのバス停まで再び哈罗单车に乗っていく。
途中で「有间糖水」というスイーツの店があったので立ち寄って、芋圆仙草+芒果红豆を注文して支付宝で支払(16元)。
同じスイーツでも台湾の方が美味しい。
ふとテーブルの上に自助点餐のシールが貼ってあるのを発見。
これがバーコードをスキャンしてスマホ上で注文から決済までするシステムか!
もう注文してしまったあとだけど、スキャンしてみると注文と決済画面が現れた。
ちゃんとテーブル番号が表示されているので、店員はどのテーブルの注文か分かる。
「去点单」を押すとメニューが表示されて、注文できるようになっている。
まだ使ったことがなくて試してみたかったから、注文する前に気付けばよかった。