中国の闇を描いた三部作の盲シリーズ。
台湾留学中、授業で中国の誘拐事件の話になった。
誘拐されて売られた女性が、8人の子供を産まされた上に、鎖に繋がれていた事件で、日本でもニュースになっていたので私も知っていた。
しかも村ぐるみで犯罪を隠そうとしていたとか。
その事件によく似た映画があると先生だったかクラスメートが言っていたので、帰国後、おめでたい旧暦除夕に見た😅
『盲山』(2007年)
これが上に書いた内容とほぼ瓜二つの映画。
なんとか解決で終わる中国版と、悲惨な結末の国際版があって、上のリンクは国際版。
小学生の頃は日本でも金目当ての誘拐事件ってけっこうあってニュースになっていた。
コスパ、タイパがよくないから今はもう流行らないのだろう😎
子どもが欲しくて他人の子供をさらう『八月の蝉』みたいな事件も今ではもう聞かなくなった。
かわりにロリコンの犯罪が増えた💦
『盲道』(2017年)
貧しい両親がお金のために犯罪組織に盲人の女の子を売りとばす。
犯罪組織は、数人の子供を抱えていて、あちこちに分散配置して物乞いをさせ、夕方になったら子供と金を回収に行く。
子供が健常者なら同情を得られないので石を打ち付けて無理やりかたわにさせられる😬
これも悲惨な結末。
タイ人クラスメートが、中国人の乞食組織がタイに出稼ぎに来て大金を稼いでいると言ってた😨
泰国曼谷出现多名毁容或残疾的中国籍乞丐在街头行乞,容貌和手脚皮肤毁损的程度令人感到震惊。此事引起泰国社会发展和人类安全部关注,已下令调查是否涉及国际人口贩卖。
这些乞丐年龄介于35至40岁之间,女乞丐会穿着校服行乞。他们每天在闹区乞讨六个小时,可赚取大约1万泰铢,每个月收入可达到200万泰铢。
1日1万バーツ(約4万円)稼いでいたらしい😱
月30万バーツ(約120万円)×7人組なので200万バーツということか。
写真を見ると、無理やりかたわにされたのか身体がかなりえぐい状態。
稼いだお金のほとんどは組織に召し上げられていたのかな。
台中でも高齢者の物乞いをときどき見かけた。
日本では乞食やルンペンは見たことがあっても、一度も物乞いは見たことがない(真的)。
なんてったって一億総中流社会の経済大国だからね(假的)😙
GDP第4位転落確定したけど・・・💧
まだまだ落ちるところまで落ちそうだけど・・・💧
『盲井』(2005年)
これが一番最初の作品のようだ。
二人組の悪人は、町で仕事を探している若者に炭鉱で一緒に働こうと声をかける。
炭鉱の中で殺したあと、崩落事故に見せかけて炭鉱主からたんまり見舞金を受け取るのである。
三作の中で唯一まあ救われる結末。
若者の顏を見たことがあると思ったら、やっぱり王宝強だった。
この作品が出世作らしい。
『人在囧途』(2010年)が面白い。
最近、知り合いの中国人はよく中国を美化する。
日本のことは平気で無意識に「損」するが、中国のことは美化して、異を唱えると機嫌が悪くなる。
都合の悪いことは報道しない中国のニュースに洗脳されているんだと思う😎
そもそもその人が言う中国は「北京市民かつ元国有企業社員」という中国の特権市民の世界のことである。
そんな美化するくせに十年ぐらい一度も帰ってない😶
何年も帰ってないと故郷の美点ばかり増幅される『故郷は遠きにありて思ふもの』症候群か。
先日も、中国では両親が実の子供を虐待することはないと言い切っていた。
そんなもんネットでググればいくらでも見つかるといったが信じない。
文化や習慣によって程度や比率の差こそあれ、人間の本質なんてそんな大差ないんだから、他国で起きてることは中国でも起きてると思わないのだろうか。
私のように多少は自虐的になってもらいたいものである🤣