中欣商務精品飯店(台中)
金曜午後から、得意の午後休を取って3泊4日の台湾旅行。
献血できるくらい旅行の間隔が空くのは久しぶり。
ジェットスターで往復15,340円。
2泊を台中、最後の1泊を台北でホテルを予約しておいた。
桃園空港から午後7時55分の統聯のバスに乗り、10時半過ぎに終点の台中駅に到着。
台中で泊ったのが中欣商務精品飯店(プラザホテル)。
台中駅のすぐそばで、目の前が統聯のバスターミナルなので、交通の便がいい。
バスタブがついているが、いつもシャワーなのであまり関係ない。
必要最低限のものは揃っているのだが、写真に写っている歯ブラシの袋の下の部分が空いていて歯磨き粉がついていなかった。
気持ちが悪いので、自分が持ってきた歯ブラシを使う。
2日目はボディーシャンプーとシャンプーのパックがなく、ボディーローションのパックが2つあったりと、少しいい加減 (-_-;)
天津苟不理湯包が激ウマ!
5時過ぎに目が覚めてしまい、シャワーを浴びて、駅の反対側にある天津苟不理湯包に朝食を食べに行く。
このネーミングって「天津狗不理包子」をモジって付けたのかな?
【台中東區美食】天津苟不理湯包。超人氣排隊早餐 台中爆湯汁湯包大推薦
湯包(15元)、蛋餅(20元)、葱花蛋(20元)、熱豆浆(12元)を注文。
飲料はセルフサービスになっていて、自分で入れる。
中でも絶品は湯包で、肉汁たっぷりで滅茶苦茶美味しかった。
台北で姜太太包子店の肉まんを食べた時は、並んでまで食べたいほど美味しいとは思わなかったけど、天津苟不理湯包の肉まんは激ウマだった。
いったんホテルに帰り、朝食がついていたので、一応ホテルの朝ご飯も軽く食べる。
集集線と緑のトンネル
台中から二水駅へ
天気がよければ再び日月潭にサイクリング、悪ければ集集線に乗ろうと適当に計画をたてていた。
予報では曇りで、雨は降りそうになかったが、快晴ではなかったので、今回は集集線に乗ることにした。
サイクリングをする場合に備え、セーターの下に速乾性Tシャツを着て、ホテルのタオルを借りていく。
台中駅を7時40分発の各停に乗り、1時間弱で、8時38分に集集線の始発駅である二水駅に到着。
集集線は大体1時間に1本。
9時20分の集集線の電車まで時間があったので、駅前の通りを散策する。
さすがに朝から短時間に食べ過ぎでお腹いっぱい。
集集駅
二水駅で集集線の一日乗車券を購入(90元)。
乗り降り自由らしいが、見どころは集集駅と終点の車埕駅しかない。
片道30元なので、記念目的でないなら、敢えて一日乗車券を購入する必要はない。
車内にはマスコットが置かれていて小さな子供が一緒に写真を撮っていた。
写真ではよくわからないが、座席のシートが年季が入っているのか薄汚れている。
30分かかって9時50分に集集駅に到着。
1933年に檜を使って建造された集集駅は、集集線で最も価値の高い木造建築駅舎でした。約70年の歳月を経たこの駅舎は1999年の921大震災で倒壊しました。その後、日本からのコンピューターシミュレーションの技術を導入してかつての駅舎の風貌を再現し、2001年8月9日に主要工事を終えて、再び国民の前に姿を現しました。
(日月潭国家風景区管理処パンフより抜粋)
駅前には蒸気機関車が展示されている。
レンタサイクル
駅前にはたくさんのレンタサイクル屋がある。
店員と目が合ったお店に入って、自転車を借りる。
1日100元。安い!
今回、借りた自転車がこちら。
やっぱGIANTの自転車ってこぎやすくていい。
自転車を停める時のワイヤーロックも忘れずにつけてくれた。
またしても免許証を忘れ、パスポートをデポジットとして預ける。
集集鎮の見どころと回る経路の説明を受けて出発!
軍史公園
921大震災後に観光業をプロモートするために造った公園らしい。
F104戦闘機、C119輸送機、戦車、砲塔などが展示されている。
明新書院
門の入口でスマホを落として、液晶ガラスの角っこにヒビが入ってしまった (´ω`)
三合院様式の伝統建築で、昔、農家の子供がここで字を習っていたらしい。
武昌宮
明新書院から武昌宮へ川沿いのサイクリングロードを走る。
暑くなってきたので、セーターは脱いで、速乾性Tシャツ一枚になる。
自転車道の周囲はのどかな田園風景が続いている。
武昌宮は1999年の921大震災で倒壊したが、地震の被害を伝えるために被災直後のままの姿で保存されている。
倒壊した建物の前に新しい武昌宮が建造されている。
大樟树
樹齢約700年のクスノキ。
これで集集鎮内の主だった観光スポットは全て回ったことになる。
駅前を10時にスタートして大樟树に着いたのが11時でちょうど一時間のコース。
正直なところ、見て面白いのは武昌宮くらい。
集集攔河堰
走り足りないので、緑のトンネルまで行くことにした。
集集トンネルの方へ行かないといけなかったのだが、一般車両用の自転車が通れないようなトンネルだと思って、ダムの方に行く道を下りてしまった。
河を渡り切ってしばらく行ったところでGoogleマップを見て全然違う方向に向かっていることに気づき引き返す。
緑のトンネル(綠色隧道)
山道を登っていくと、小さくて短い集集トンネルがあった。
引き返すかどうか少し躊躇したが、思い切って先に進むことにした。
今まで日本で見たことがない手のひらサイズのジョロウグモを発見!
でかくて不気味で気持ち悪い。
龍泉駅を過ぎるが人影もなく寂れた感じ。
レンタサイクルの店も閉まっていた。
龍泉公園驛站という地点にまたしても戦車が展示されていた。
線路に沿って並木道が続いていて、緑のトンネル(綠色隧道)と呼ばれている。
この道だけで観光客を呼び寄せるには少し厳しいかもね。
いったん緑のトンネルのトンネルが途切れるところまで走った。
もうこれ以上行っても同じような景色だろうし、まだ終点の車埕駅にも行かないといけないので引き返すことにした。
集集駅に戻って自転車を返すと12時20分だったので、2時間少しサイクリングしていたことになる(緑色がサイクリングした経路)。
時刻表を見ると12時33分に電車が来るので、すぐに駅に入った。
時間が少し早かったせいもあるかもしれないが、集集鎮内ではレンタサイクルしている人を誰も見かけなかった。
緑のトンネルでも、軽装でレンタルじゃなく、ヘルメットやサイクルウエアを着用した人とすれ違ったが、それも両手で数えられる程度だった。
車埕駅
車埕は四方が山に囲まれた小さくて美しい村落だった。
改札はあってもないようなもので、駅舎を通らなくても自由に外に出られる。
いちおう駅舎があって、改札もあるにはある。
貯水池に行って鯉に10元のエサをやる。
烏來の雲仙樂園は人が少なく、鯉も飢えていたのか食いつきがよかったが、ここは人も多いのでこの程度。
貯水池の風景。
車埕木業展示館では木工品などのお土産が売られている。
時間があったので明潭ダムまで歩いてみた。
車埕老街と書かれた看板の方向にいくと、とても短い鄙びた通りだった。
台中に帰る
いちおう、リア充のふりができたところで、14時20分の電車で帰ることにする。
15時15分に二水着、電車を乗り換えて、16時30分に台中に帰った。
いちど汗をかいたシャツの上にセーターを着るのが嫌で、ホテルまでずっと半袖Tシャツだったが、まあそんなに寒くはなかった。
沁園春で小籠包
朝食べ過ぎたせいで、昼ごはんは抜きだった。
午後5時過ぎに沁園春に小籠包を食べに行った。
前回は普通の小籠包だったので、今回は蟹粉小籠(200元)、元盅土雞湯(160元)、蔥泥白肉(160元)に恐らく10%のサービス代がついて572元。
蟹粉小籠は普通の小籠包とあまり値段が変わらないだけあって、そんなに蟹の味が濃くなかった。
最初、3品頼もうとすると、オバサンに「ヒトリ、オオイ、コレハアトデ」と片言の日本語で言われ、蔥泥白肉を外される。
でも歩き回ってお腹ペコペコだったので、難なく平らげ、蔥泥白肉も注文して完食。
たくさん歩いて、たくさんカロリーを消化することができた。
そのぶん、B級グルメを食べて炭水化物が多めだが、旅行中は摂取カロリーは気にしないことにする。