起きると晴れ間が見えるいい天気だった。
昨年10月に台北の北にある陽明山に行ったが、全て見て回ったわけではないので、今回は絹糸瀑布と擎天崗原に行くことにした。
陽明山への行き方
前回陽明山にいったときは、台北駅南側の公園路から始発の1717番バスに乗ったが、1時間に1本ぐらいしかない。
「台北公車通」アプリで発車時刻を調べて、台北駅の「北1門」出口にあるバス停から260番のバスに乗ることにした。
間に合わないかと思って急いでいったらギリギリセーフですぐにバスが入ってきた。
終点の陽名山総站で下車する(22元)。
絹糸瀑布歩道
陽明山は時計回りに108番のバスが走っている。
絹糸瀑布はバスとは反対方向なので歩いていくことにした。
陽明山中山楼の近くでは桜の花が咲いていた。
途中で歩道が車道と分岐している。
Googleマップにも記載されていなくて、全然違う方向に進んだらどうしようと少し不安になったが、ショートカットして再び車道と合流するようになっている。
菁山遊憩区という休憩エリアがあるが、建物はクローズしていた。
さらに進むとようやく絹糸瀑布歩道の入口があった。
苔むした側溝。
どんどん先に進むと右手に渓流が見えてくる。
絹糸瀑布に到着。
最初は全然人がいなかったのに、だんだん前を行く人が増えてきた。
擎天崗
擎天崗に近づくにつれて霧が出てきた。
濃霧で前が全然見えなくなった。
擎天崗にはいくつか日本ぐが作ったトーチカが残されている。
道のところどころに牛の糞が落ちている。
人がうっかり踏まないようにだろうか、なぜか藁が突き刺さっている。
さらに進むと別のトーチカがあった。
金包里大路大門
擎天崗ビジターセンターにあった説明書き。
私の中国語とどっこいどっこい?
擎天崗ビジターセンターに着いたが霧が濃くて建物が見えない。
ハーフパンツとTシャツ姿で体が少し冷えていたのでホットコーヒー(80元)を飲む。
擎天崗から冷水坑まで歩くことにする。
擎天崗ビジターセンター近くの土地公。
擎天崗環形歩道は天気がよければ澄んだ青空と青々とした草原が見えるはずだが霧のせいで何も見えない・・・。
20数頭の野生の牛がいるらしいが、わずかに1頭だけ遠くに見えた。
さきほど通ったときは全然前が見えなかったのに、霧の具合なのか見渡せた。
陽明山には琉球松が散見されるが、これらは日本統治時代に植林されたものだ。台湾総督府は裕仁皇太子の台湾行啓(1923年)を迎えるために草山御賓館を建て道路や橋を整備した。翌年、裕仁皇太子が結婚すると結婚と訪台を記念して、また治水と景観のために10年間の「大屯山造林運動」を策定した。
当時の造林面積は1,164ヘクタールに及び、内琉球松は233ヘクタールにわたって植林された。この計画は陽明山の原始林を大きく変えることになった。1993年に松くい虫によってほとんどの琉球松は枯れてしまったが、100年近くたった今なお生き残った琉球松を見ることができる。
現在、草山御賓館は荒れ果てているが、2018年に2億元を投じて修繕することが決まっている。
6号トーチカ。
冷水坑
菁山吊橋という吊り橋があるが、霧で向こう側が見えない。
牛奶湖の景観台に行ったが、霧のせいで湖の形がうっすら見えるだけ。
前回来た時に見たし、湖というより小さな水たまりだけど。
冷水坑ビジターセンター。
中には水晶などいろいろな綺麗な石が売られている。
前回気に入った台湾の形をした石が見当たらなくて、売れてしまったのかと思ったら、別の棚の上にあった。
さすがに6万円は手が出ないので、カエルの形をした石のキーホルダーを買った。
前回来た時は亀のキーホルダーを買ったのだが、カエルのキーホルダーを買った数日後に亀頭が折れた (゚д゚)!
朝から何も食べていないので地瓜湯(80元)を食べる。
七星山登山
霧が出ていて景色が全然見えないし、ここからバスに乗って帰る予定だったが、まだ時間に余裕があるので、再び七星山に登ることにした。
前回は小油坑側から登ったので、反対のルートになる。
相変わらず霧が出ていて山頂が見えない。
まずは七星山東峰(1,106m)に到着。
七星山主峰(1,120m)は台北市最高峰。
天気が悪いのにも関わらず、たくさんの人が写真を撮るために並んでいた。
前回は時間がもう少し早かったから人が少なかったのかな。
硫黄の匂いが漂ってくる。
小油坑に着いてしばらくすると108番のバスが来たので陽名山総站まで乗る(15元)。
しばらくして捷運北投站と書かれた129番のバスがやってきた。
260番か1717番のバスを待つより捷運(MRT)の駅に行けるなら早く帰れるだろうと思って飛び乗った(15元)。
陽明山は霧がでて曇っていたのに、市内に下りてくると晴れていた。
バスの中からたくさんの人が並んでいるのが見えたので有名な店でもあるのかなと思ったが、よくよく考えると日本と同じくマスクを買い求める人かもしれない。
お腹ペコペコなので温州大餛飩でワンタン(70元)と小菜(25元)を食べる。
そしていつものように西螺祖伝麻糬大王へ。
DIYセットは面倒くさいので、完成品の7個入り(90元)を購入。