留学すると決めたとき、合歓山に登ろうと決めていた。
理由の一つは、花蓮の松園別館で見た合歓尖山の印象が強く残っていたから。
もう一つの理由は、許茹芸「我依然愛你」のMVが印象的で、合歓山のどこかで撮られたものと分かったから。
一人で行くにあたって散々迷った。
最初は台北の登山専門旅行社の合歓山2泊ツアーに申し込もうかと思った(6,500元)。
交通手段や宿の心配をしなくてすむが、台北発なのと、団体行動が苦手なのでやめた。
天気予報は雨だった。
もうこれは行ってみて雨なら登山を諦めるしかないと割り切った。
防寒対策はどうするか。
台中は真夏だけど、合歓山は15度。
ウインドブレーカーに、帰国時に着ようと持ってきたパーカーとズボンを持っていくことにした。
リュックがパンパン。
台中から清境へ
南投客運の干城站から8時30分発の埔里経由で清境に行くバスに乗る。
先日、台中駅にきたとき、南投客運の干城站によって、この便を予約できるか聞いたら予約はできないということだった。
ヤシを植林してるのかな。
埔里でいったん悠遊カードで精算して下車。
しばらくしてまた乗り込む。
荷物は載せたままでよかった。
車窓から霧社水庫碧湖が見えた。
清境から合歓山へ
清境の国民賓館で下車。
当初の予定は、一日目は清境を観光して、二日目と三日目に合歓山に登ろうと思っていた。
ところが、11時10分国民賓館発着の合歓山往きのバス6658A便に間に合うことが分かったので、初日から合歓山に行くことに予定変更した。
ただし、問題はバスが一日往復三便しかなく、予約客優先。
二日目のバスはネットで予約しておいたが、初日は登る予定がなかったので、予約していない。
予約してないけど帰りのバスに乗れるか運転手に尋ねたが、不愛想で回答なし。
また一日乗車券(160元)を買いたいというと、釣りが出ないと言われて諦めて悠遊カードで払う。
でも、今日乗った路線なら悠遊カードでも1元高いだけだとあとでわかった。
運転手は凶。
車道は途中から一車線になる。
車をレンタルして自分で運転してくることも考えていたが、右ハンドル左通行ならなんとかいけそうだけど、左ハンドル右通行は慣れてないから車体をこすりそう。
武嶺で下車。
あいにくガスってる。
駐車場から見下ろすと、合歓尖山が見える。
その手前にはホテルか何かを建築中のよう。
車道を少し引き返して、合歓山主峰の登山口に向かう。
なんか知らんけど、高山植物かな。
紅虎杖(ベニイタドリ)というらしい。
ヤマハハコ?
合歓山主峰(3,417m)
道路わきの登山口。
往復約2時間とあるが、実際には、登山口から往復1時間かからない。
頂上までコンクリート舗装された道が続く。
舗装された道を歩いてもつまらないので、途中で、並走している舗装されていない道を歩く。
見下ろすと雲海。
また舗装された道に出た。
もともと台湾軍の通信基地があったらしくて、道路はそのときに整備されたらしい。
これも軍事施設の跡かな。
地下室がありそう。
山の上にもなんか建物の跡っぽいのが見える。
合歓尖山と石門山が見下ろせる。
最初のトーチカ。
公衆トイレがあった。
ずっと我慢してて、もう立小便しようかと思ってた😅
二つ目のトーチカ。
合歓尖山と合歓東峰が見える。
頂上付近の構造物は、台湾軍の軍事基地跡かな。
今もアンテナが立ってる。
合歓山主峰に登頂!
3千メートルを超える山なのにハイキングみたい。
雲海を眺めながらお弁当を食べてる人。
私も家からパンを持ってきたので、一切れ食べる。
めざとく見つけた野鳥が寄ってきたので、パンくずをあげる。
頂上はこんな感じで平べったい。
むしろ、合歓東峰のほうが山っぽい。
下りは、舗装されてない道を選んで下る。
ほぼ1時間で下りてきた。
武嶺に戻る。
トイレは展望台の反対側だったので、さっきは気づかなかった。
車道を歩いて合歓尖山に向かう。
合歓尖山(3,217m)
合歓尖山のふもとは駐車場があって展望台がある。
曇ってるので、展望台からは雲しか見えない・・・。
はじめは、この松雪楼に宿泊しようと思っていたが、直サイトしか予約できないので、面倒くさくてやめた。
合歓尖山の登山口。
あれ、花蓮で見た写真では頂上まで階段がずっと続いてたはずなのに・・・。
坂は急だけど、距離は短くて往復40分とある。
けっこう急な坂。
ロープを張ってある場所もある。
さっき登った合歓山主峰。
合歓尖山に登頂!
登山口からわずか13分 😙
反対側には別の登山道があった。
こっちは階段でできているので、花蓮で見た写真はこっち側を撮ったものか。
右側に見えるのが石門山。
左側は哈哈山?石門山北峰?
反対側に下る。
やっぱ花蓮で見た合歓尖山の写真はこっちの登山道だった。
往復20分ちょっとなので、案内に書かれてる所要時間は高齢者向けと思われる。
石門山(3,237m)
合歓尖山の登山口の反対側に石門山の登山口があった。
バスの時間が気になるが、行けるところまで行くことにした。
石門山は合歓群峰の中で一番登りやすくて、往復1時間とある。
ブログを書くときにはじめて読んでて、登るときは写真を撮ってるだけで読んでない😅
背後に見える合歓東峰。
右側は合歓山主峰。
写真に写ってないが、左奥に石門山北峰があって、最初はそれが頂上だと思っていたので、1時間で帰れないんじゃないかと不安になる。
ちょうど下山してきてる人がいたので尋ねると、右側の頂が頂上だった。
石門山頂上に登頂!
主峰以上にカンタン!
ハイキングと言っていいなだらかな道。
キオンという高山植物。
道路を挟んで、最初、頂上と思ってた石門山北峰。
日本統治時代に、石門山と石門山北峰の間を穿って合歓越道路を作ったので「石門」と呼ばれるようになった。
結局、往復30分で帰ってこれた。
この花も大雪山で見たのと同じと思う。
テリハノイバラ、台湾では高山薔薇というらしい。
合歓尖山(再)
バスの時間までまだあるので、もう一度、合歓尖山をさっきと反対から登る。
2回目の合歓尖山登頂!
合歓山主峰。
数分ですっかり霧に包まれた。
下山する道も霧に包まれて麓が見えなくなった。
岩駒菊、アナキクルス。
合歓山咖啡屋 H²Café 3160m.
体が少し冷えてきたので、合歓尖山のふもとにあるカフェに入る。
茶葉蛋25元、豆干3個で35元。
おでん3串60元。
肉まん45元、粽65元。
あ、写真に写りこんでるけど、マスクしてるからいいか。
カフェオーレ(100元)と茶葉蛋2個、豆干を食べる(185元)。
清境へ
カフェの前のバス停で待つ。
あっというまに霧に包まれる。
来るときと同じ不愛想な運転手。
バスの乗客は私一人だけだった。
多分すいてるとでも言ってくれたらいいのに。
国民賓館で下りず、終点の公車接駁処で下車、ホテルに向かう。
初日は清境までしか行けないと思ってたけど、合歓山に登れてよかった。
一日に3千メートル級の山を3つも登頂した!
ハイキングみたいなもんだったけど😅
合歓山(3,417m)に登る 合歓山主峰〜合歓尖山〜石門山 / ちゃんらーさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ