台中にある「大甲鎮瀾宮」に行ったあと、「新港奉天宮」までの巡行が有名と言うことを知り、終点の「新港奉天宮」に行ってみたくなった。
「新港奉天宮」は嘉義県にあり、先日訪れた雲林県の「北港朝天宮」の東にある。
「北港朝天宮」にももう一度立ち寄りたかったので、以下のルートで周ることにした。
- 台中朝馬~嘉義駅【7506】(和欣客運)
- 嘉義駅~新港奉天宮【7201】(嘉義路線バス)
- 新港奉天宮~北港朝天宮【7201】(嘉義路線バス)
- 北港朝天宮~台中朝馬【9015/9016】(台中客運・台西客運)
台湾っていろんな長距離バスの会社がある。
台中朝馬で今まで利用しただけで、Klookで予約できるので一番よく利用統聯する統聯、南投に行くときに利用した國光、北港に行くときに利用した台中客運・台西客運(共同運行)、そして今回利用する和欣客運。
新港に行く前日、統聯バスターミナルに行く途中で立ち寄って、予め切符を購入した。
窓口もあったが、自動券売機が3台あったので使ってみた。
乗車するバス停、下車するバス停、人数、座席を指定していくだけなので、漢字が読めたら誰でも使えそう。
支払方法は現金のみ。
28日8時発、嘉義轉運站往きのチケットを購入(180元)。
乗車時はQRコードを読み取ってもらう。
和欣客運は真っ赤な車体のバス。
Googleマップでは、終点の嘉義轉運站ではなく、一つ手前の嘉義醫院で乗り換えるよう表示されたが、久々に嘉義駅を見たかったので終点で下車。
嘉義轉運站は嘉義駅の西側だが、嘉義路線バスのバス停は駅の東側。
東西をつなぐ高架の歩道橋があったのを覚えているが、駅構内に入らないといけなくなっていた。
改札に置いてある「通行票抽出所」で通行票を発券して構内に入り、高架を渡って、出口で渡す。
嘉義駅は工事中。
台中駅のように高架にするらしい。
現在の地上の路線。
変わってなければ、右側のほうに阿里山鉄道の線路があるはず。
嘉義駅。
嘉義駅の前には中華民国のマスクをかけた白熊のオブジェ(沈睡大白熊)。
定期的に化粧直しして違う表情になるらしい。
この前がバス停になってて、7201路か7325路の路線バスを待っていると、7201路のバスがまもなくやってきた。
ところで、7201路は「2024新港奉天宮国際媽祖文化節」のため、5月7日まで、正規のルートの「新港郷公所」、「新港奉天宮」などの市街地に入らず、「嘉北臨時站」に迂回するルートになっている。
運転手さんにも確認して、「嘉北臨時站」で下車。
だから同じ7201路で北港に行くときも、下車した場所で乗るつもりだった。
一の鳥居みたいなもん?
ちょうど信徒の集団が通りを歩く準備をしているところだった。
「民雄振陽堂」と書かれた錦(意味はわからない)。
飾りの銅鑼?
新港奉天宮は媽祖を祭っているが、虎爺という虎の形をした神様も有名らしい。
このときはまだちゃんと虎の模様がわかる。
通りに面した媽祖公園(新港公園)のオブジェ。
花火みたいなのを搭載したトラック。
正面が奉天宮。
普通に車やスクーターが走ってる通り。
まだ早い時間なのか人通りは少なかった。
入口の建物は「三川殿」といって広東派の巨匠による建物らしい。
通りの斜め向かいに金炉がある。
言い伝えによると、福建省湄洲島は媽祖が生まれ育ち、難破船を救助するなどして活躍した故郷であり、彼女が天へ上った場所である。
拝殿。
中央には媽祖が祭られている。
両側には千里眼と順風耳が従っている。
媽祖廟にいくようになってこれだけはわかってきた😅
笨港城隍爺殿には被り物がいっぱい。
福建省から船で渡ってきたから?
ヘリに子丑寅と地支が書かれている。
正殿に祭られているのは誰かしらない😅
虎の供え物がいっぱい。
こっちのはちょっと凶暴そう。
願いが叶う池らしい。
一番奥は4階建ての建物になっていて、1階は月老殿なので縁結びの神様。
2階は工事中で何もなかった。
3回の中央は、三寶佛殿とあり、誰か知らないけど3体の仏像。
両脇には表情が微妙に異なる千里眼と順風耳が従っている。
左側には聖父母殿とあるので、孝行関係?
脇には干支の神様か?
4回の神様は不明。
4階のテラスからの眺め。
壁にも装飾がほどこされている。
屋根にも飾りがいっぱい。
1階に下りて左側の太子殿にも被り物の人形。
誰?
長生祿位とあるので長生きを祈るのだろう。
ただの置物。
これが媽祖と並んで新港奉天宮で人気の虎爺殿。
ガラスで反射して見えないけど、虎の置物が鎮座している。
通常、虎爺は従神なので独立した社殿はないけれど、新港奉天宮では独立した虎爺殿に祭られていて、台湾各地に1000以上の分霊を持つ(総本山みたいなもん?)らしい。
子供の病気を治したり、商売繁盛のご利益があるらしい。
左のおじさんが、参拝者に願い事は何か聞いて、黄色いお札みたいなのを渡して、参拝者は虎爺殿の中の香炉の煙の中で泳がせていた。
たぶんお守り袋みたいなのに入れて財布に入れとくのだと思う。
さて、最初に見た行列がいつまでたっても来ないので見に行く。
道端に爆竹を山のように積んでる。
虎の神輿を担いだ人が一番中央に入って、周囲を囲んで爆竹に火をつける。
いわゆる「吃炮」という儀式。
すごい音響とともに爆竹の煙が舞い上がる。
煙まみれ😱
服に爆竹のカスが積もってる😱
奉天宮の前でも爆竹をてんこ盛り。
黄色い生地に虎の絵が描かれた服の集団は背中に「臺中東華會」と書かれている。
フェイスブックがあって、どうやら信徒の集団っぽい。
見るからに学生のような若者が多い。
どうか彼らが宗教に深入りして人生が狂いませんように😒
奉天宮の前では3回吃炮をやった。
最初は黒と黄色の模様で虎とわかったけどすでに真っ黒🤣
神輿を担いだ一団はおらびながら奉天宮に入っていった。
吃炮を見ることができて大満足。
北港朝天宮に行くため、新港奉天宮に来た時と同じバスに乗ろうと、下車した場所に行く。
普通のバス停の標識がないのでちょっと不安になったけど、もう一人男性が待っていたし、来るときはここで下車したから間違いないはず。
ところが、バスがやってきたと思ったら、臨時措置で通らないはずの奉天宮のほうに曲がっていった😱
なんで???
自分でもこんなに全力疾走できるとは思わないぐらい必死で走った。
「新港郷公所」のバス停を発車していくのが見えてもう間に合わないかと思ったが、ちょうど赤信号で止まった。
ギリ間に合ったかと思ったら青信号になって発車しかかったので、バスの後部をドンドン叩いたら停まってくれた。
臨時のルートを走るんじゃないのと運転手に言いたかったけど、息が切れて聞けないwww
ちょっと納得いかないけど、無事乗れたので、降りるときは「謝謝」と言った。
感謝の気持ちが大切。