沖縄旅行中にAmazonプライムでたまたま見たドラマ。
めちゃくちゃ面白くて、ワーケーションしてた日の夕方から3日間で一気に24話を見終えた。*1
台湾の『我的自由年代』や『那些年,我們一起追的女孩』のような雰囲気があって、最初の数話はてっきり台湾の青春ドラマだと思ってみていた。
結末はちょっと現実離れしたところがあったけど、中国でもこんなに面白い青春ドラマが作れるんだと意外だった。
中華人民共和国のストリーミングテレビドラマ。 2018年11月22日から12月28日までテンセントビデオで放映された。主演はホウ・ミンハオ(侯明昊)とワン・ペン(萬鵬)。1996年、高校3年の夏、人生の岐路に立つ18歳の男女を描いた甘くて悲しい青春ドラマ。
『我的自由年代』や『那些年,我們一起追的女孩』、今回の『人不彪悍枉少年(駆け抜けろ1996)』のような1990年代を題材にした青春ドラマというのは、自分が若かったころを思い出すからストーリーの面白さが増幅される。
『我的自由年代』は、羅東にある主人公が住んでいた茶館のロケ地を見に行ったぐらいはまった。
『人不彪悍枉少年(駆け抜けろ1996)』が中国とすぐにわからなかった一因は、上海の東方明珠電視塔に登ったのが1996年2月で、当時は上海でもまだドラマのようには綺麗じゃなかったから😝
90年代の芸能界やアニメの話が出てきて、ノスタルジーの世界に引きずり込んでくれる。
香港四天王、黎明(レオンライ)の『今夜你会不会来』が流れる。
1995年だったと思うが、上海で初めてC-POPの音楽テープを買ったのが、黎明と台湾の張信哲だった。
音楽テープは10元、CDは70元じゃなかったか。
黎明は上海で知り合った中国人が勧めてくれて、張信哲は『爱如潮水』が中国でバカ売れしてて、店員が勧めてくれた。
このとき買ったのが黎明のアルバム「火舞艷陽」に含まれている『伴你同行』という曲の作曲がAsaku Yoshidaとなっている。
とてもいい曲だが、あの吉田栄作が作曲したのかどうかが30年以来の謎。
ドラマの中では張信哲のアルバム『夢想』もでてくる。
この二人はその後も中国に行くたびにCDを買い集めるようになって、今でも捨てずに持ってる。
2013年には、上海に張信哲のコンサートを聴きにいった。
黎明は香港の歌手なので、広東語のアルバムが多く、聞いてもわからない。
当時の中国では、カラオケで広東語で歌うのが流行っていた。
あの頃の中国人は、アジア唯一の経済大国だった日本にあこがれる気持ちがとても強かった。
山口智子と木村拓哉が共演したドラマ『ロングバケーション』やアニメの話題も出てくる。
主人公に片思いする幼馴染は、母親が日本で働いていて、本人も高校卒業と同時に母親が住む日本に旅立っていく。
私が知り合った中国人も、どうすれば日本に留学できるか熱心に尋ねてたっけ。
経済大国日本に反発する気持ちから、反日デモが起きていたのも90年代だった。
三十年河东,三十年河西
栄枯盛衰は移ろいやすい。
日本がこんなに早く没落するとは全く思ってなかった。
*1:会社のPCなので仕事中は見てない🐽